ストレングスファインダー®のコーチングを受けた方へのインタビュー。今回は、とある団体の事務を担当している傍ら、ウェブ活用の専門家として活躍している牧野佐智子さん(マッキーさん)です。

マッキーさんは特に小さな店舗のウェブ活用支援を得意としており、ホームページの活用はもちろん、Google マイビジネスやSNSの活用のアドバイザーとして、クライアントさんの成果にコミットした活動をしています。そうやって仕事を大切にしつつ、家族のチワワとの時間も大切にし、ドッグオーナーのイベントにも積極的に参加しています。
マッキーさんは、ストレングスファインダー®を3回ほど受けた方。現在のTOP5は、自我、学習欲、目標志向、収集心、活発性ですが、過去の資質も含めて環境の変化についても伺いました。何度も受けている方、何度も受けたほうがいいのかな?と思っている方は参考にしてみてください。
“私、自分がよくわからなかったんです。”

マッキーさんは、全部で3回ストレングスファインダー®を受けているんですね!

はい、最初にやったのが2007年、次が2012年、そして2019年ですね。2回めは 心のなかの幸福のバケツ を購入してテストしていますが、ストレングスファインダーの本は2冊あります(笑)
昨年のものは、新しくなったストレングスファインダーですよね?

ストレングスファインダー® 2.0 になって、「強みのインサイト」として、自分ならではの説明が追加されたのと、資質ごとのオススメの行動が提案されたので、資質を活かすヒントにしやすくなりましたね。
受け直すことはあまり推奨されていないんですが、結果はだいぶ変わりました?

そうですね〜、2007年は学習欲・慎重さ・目標志向・回復思考・着想、2012年は個別化・収集心・自我・学習欲・活発性、そして昨年は自我・目標志向・収集心・学習欲・活発性です。学習欲はずっとありますね!

才能は「無意識の思考・感情・行動のパターン」なので、環境が変わって習慣も変わることで、TOP5が変化することはありますね。ただ、ふとした時に過去のTOP5の資質が出て、役目を終えると引っ込むこともあるんです。
2012年から〈活発性〉や〈自我〉が出始めているので、このあたりから生活に変化がありました?

家庭環境に変化があった時期ですね。「私がやらねば!」と意気込んだので、〈慎重さ〉が引っ込んだのかもしれません。2019年で〈自我〉が1位に来たのは正直「なんじゃこりゃ!」って思いましたけど(笑)
子どもの頃から勉強ばっかりしているので〈学習欲〉がずっとあるのは納得できていますが、基本的に私、自分がよくわからなかったんです。それでストレングスファインダー以外にも、色々なテストを試していて。

そうだったんですね。それらの診断では納得できていました?

EQを出すためのテストや面談もしましたし、(ケーラーの)6つのパーソナリティタイプも出しました。自分や相手の特徴がわかったのは良かったし、相手に合わせてコミュニケーションするのが一番なのは理解できたんですが、感情がいうことをきかないんです。ずっと悩まされてきた相手に対してのアドバイスをもらいましたが、結局自分が我慢するしかないのはもう無理だと思って、環境を変えました。
ストレングスファインダーを3回受けたのも、試行錯誤してきた結果ですね。

理解はできても、感情が追いつかないことってありますよね。
環境を変えたのは相当大変だったと思いますが、マッキーさんが本来の自分を取り戻せたのなら、それは素晴らしい選択だったと思います。
私のコーチングを受けようと思ったきっかけは、その試行錯誤の延長にあったんでしょうか。マッキーさんにとっての私は、コーチングと言うよりウェブの人間って印象が強いと思うんですけど。

そうですね、新潟でウェブ解析士マスターとしてがんばっている人がいるということは知っていましたが、実際に小杉さんにお会いした時、ストレングスファインダーの話をされていたことに興味を持ったんです。それに自分と同じようにウェブ業界のことをわかっているからこそ、相談したかったというのは大きいですね。

ウェブ業界のことをわかっているからこそというのは、ちょっとビックリですけど、ウレシイです(笑)

ストレングスファインダーは3回もやってるのに、ちゃんとしたコーチングを受けてなかったですし、これだけ変わった理由も知りたかったですし。
それに私、コーチングが日本に入ってきて間もない頃、受けていたことがあったんです。

なんと!

でも、「あなたに叶えられない夢はない」というのが胡散臭いと思ってたんですよね。なんかこう……モヤッとしてました。
でも、技術やスキルの知識を活かすにはメンタルも大事で、コーチやカウンセラーの必要性は実感していたんです。だから、自分でもコーチングを勉強しようかと考えた時期もありました。

ストレングスコーチングはまず資質の説明が入るので、一般的なコーチングよりも説明が多くなりがちなんですが……受けてみてどうでした?

資質をそれぞれ解説してもらえて楽しかったですよ。〈学習欲〉がなくなったら、自分終わりだなって思いました(笑)

書棚の本もスゴイですしね(笑)
では、その〈学習欲〉についてのお話を聞かせてもらえますか?
“相手が理解しやすいように教えるためには、自分はそれ以上に勉強する”(学習欲×収集心)
学習欲® とは
〈学習欲〉の資質が高い人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
クリフトンストレングスの資質〈学習欲〉 | JA – ギャラップ
知的好奇心によって人生を豊かにする才能の持ち主です。資格を取得するにも、その学習プロセスを最大限に楽しむことができます。マッキーさんの場合は〈自我〉の資質もあるため特にプロフェッショナルに惹かれやすく、その尊敬する相手から貪欲に学ぶことのできる方です。


何よりも本が好きですね。本屋や図書館で数時間過ごせる自信があります。
〈学習欲〉の特徴である、学んでいるプロセスが好きというのは、とても当てはまります。気になったスキルの本は何冊も読んじゃいますし。でも捨てるとか売るとか、なかなかできないんですよね〜

〈収集心〉は英語で input 、つまり情報を吸収する才能があるので、これ自体は結構どんな知識でも雑食するのですが、〈学習欲〉があるために、学びたいと思ったことの情報収集力はすごそうですね!

全部覚えているわけではないのですが、割と興味のある分野は読み漁りますし、ネットでも結構調べたりしますね。
それこそ〈学習欲〉がTOP1にあった時は、職業訓練校で講師をしていたんです。自分で学ぶのも好きでしたが、教えるのも大好きでした。

教えることも好きだったんですね。

わかりやすいと言ってもらえたり、受講生のみんなが試験や面接に受かると本当にうれしかったです。
相手が理解しやすいように教えるためには、自分はそれ以上に勉強する必要があるじゃないですか。ちょっと興味が薄かった分野でも必要性を感じたら、教えるために勉強して興味を持ったことも多かったですね。

〈目標志向〉もあるので、ゴールを決めたら必要な情報をインプットして、整理して、適切にアウトプットする流れができているのでしょうね。素晴らしいサイクルです!
今のお仕事にも活かされていそうですね。

そうですね。今やっているウェブ活用支援の仕事は、比較的小規模の店舗さんを対象にしていますが、対象のビジネスに必要だと思った周辺情報はかなり調べますね。
そして提案した資料の量が結構多いので、時々引かれます(笑)
そこまで調べてくれたって満足はしてもらえるんですけど。

〈収集心〉あるある(笑)
ご自身が情報大好きなので、「これくらいの情報量があるとウレシイだろうな」っていうレベルが高いんですよね。

なるほどー
お客様からの信頼にはつながっているみたいですし、それによって成果が出て喜んでもらえるのはとてもウレシイですね。

すごく資質を活かしていますね!

でもやっぱり〈自我〉ってよくわからないんですよ。
自分がワガママなのはよくわかっているので、裏でいろいろと努力はしているつもりですが、まあ難しいし大変ですね。
“スゴイ人のいるところで切磋琢磨していたい”(学習欲×自我)
自我® とは
「自我」の資質が高い人は、大きな影響を与えることを望んでいます。独立心に富み、組織や周囲の人々に与える影響の大きさに基づいてプロジェクトに優先順位をつけます。
クリフトンストレングスの資質「自我」 | JA – ギャラップ

〈自我〉はワガママという印象が強いかもしれませんが、自分を大切にする、人間として本質的な資質なんですよ。だから反骨精神があったり、フィードバックを大事にしたり、自分だけでなく、チームを称賛の対象にしたいという欲求も強いです。尊敬する師匠的な方がそばにいると、目指す方向に成長しやすいですね。

あっ、それはわかります。
今事務局をやっている団体の代表のことは、とても尊敬しているんです。だからこそ、まずは自分がその団体で教えていることをしっかり学んで、伝えられる人間になりたくて。
ただ団体に縛られることなく、尊敬できると思う人がいれば、場所にこだわらず切磋琢磨していたいという気持ちはあります。

〈自我〉の資質が上位に上がったのは、そんな背景があったんですね。

ストレングスファインダーを受け直したのは、環境が変わったタイミングでしたね。というか「変わりたい」と思ったタイミングかな。これからどうして行くのがいいのだろうという指針にしたかったんです。自分の強みがあるなら、それを生かさないと生きていけない環境になったから。

覚悟が違う……!

覚悟というか、好きなところに行って好きなことをやりたいんです。でも、自由には責任もありますよね。だからこそ、その自由を謳歌するために、どう行動するのが一番いいのだろうと、ストレングスファインダーを使っていたんです。
少なくとも自分のポイントだけ見ておくと参考になるし、なるほどなって思えたから。だから改めて自分の資質を振り返って、ちゃんと目標立てて動かなきゃなって思いました。

〈目標志向〉は目標を立てるとガンガン進む資質ですしね。

だからストレングスファインダーは、「この先どうしよう?」とか、「自分が得意なことってなんだろう?」と思っている方には勧めたいです。悩んでいるならやってみたらいい。
というか、みんなそんなに自信あるのかな、そんなに不安じゃないのかなって思っちゃうんですよね。

マッキーさんは、不安感や危機感が強いです?

うーん……危機感はありますが、そこまで自分を苦しめている感じはありません。ただ、お互いに学んで高め合えるような環境には身を置いていたいと常々思っています。
今年に入って環境がまた少し変わったので、また5年後くらいにストレングスファインダーを受けてみたいですね。
ご自身の可能性を具体的にしてみませんか?
ストレングスファインダーでわかる「才能」は、普段「生産的で無意識に繰り返される思考・感情・行動のパターン」なので、人それぞれに備わっているものです。
ストレングスファインダー 2.0になって、個人の資質を具体的に理解できるようになりました。もちろん理解するだけで終わってしまうのはもったいありません。資質を理解して行動し、トレーニングすることで、強みとして磨かれていきます。
そのトレーニングの仕方は、人それぞれ。
もし資質の理解が不十分だと感じたり、理解はしたものの、どう活かせばいいのかわからないと感じていたら、ぜひコーチングをお試しください。一緒に可能性を拓いていきましょう。