すでにクリフトンストレングス（ストレングスファインダー）を受けている方も増えてきました。中でも、経営者がストレングスファインダーを活かし、強みを発揮することで得られるメリットは、計り知れません。影響力を発揮する立場ですから、当然です。
そんな34パターンあるストレングスファインダーの資質の中でも、〈最上志向〉を持つビジネスリーダー向けのストレングスコーチングをご提供しています。なぜ〈最上志向〉向けなのかは、以下の記事にまとめています。
最上社長コーチングで得られるメリットと注意点
一番大きなメリットは、強みの組織をつくれること
34の資質に優劣はありませんが、〈最上志向〉はその特性上、ストレングスファインダーとの相性がとても良い資質です。そのため、才能をトレーニングすることで以下のようなメリットを得やすいです。
自己基盤が整う
コーチングが機能するためには、成長するために張り巡らせる根っこのような「心理的な基礎となる土台」である「自己基盤」を整える必要があります。自己基盤が整うことで、衝動的に反応したり感情に振り回されたりすることがなくなります。また、「〜すべき」「〜しなければならない」「〜であるはず」といった「思い込みの枠組み」に気づきやすくなり、柔軟な思考で行動できるようになります。
その過程では、他者には見せられない弱くて柔らかい部分に触れることもあるかもしれません。これまでに見て見ぬ振りをしていたことで心の地雷となってしまった感情に向き合うことは、大きな成長につながります。
「組織はトップの器以上には大きくならない」と言われるように、経営者が自己基盤を整えることは、その器を盤石にしながら広げることでもあります。そして〈最上志向〉の資質なら、その高い理想を実現できるほどの器になります。
「最善」の意思決定ができる
〈最上志向〉の資質が未熟なままでは「自分の選択が一番良い最高のものだ」と思い込んだまま行動することが少なくありません。もちろん、これまでも矜持を持って妥協のない選択をしてきています。ですが、焦ったり視野が狭くなっていくと、その「最高」を他者にムリヤリ押し付けてしまうことも多いです。
〈最上志向〉の資質を意識的にトレーニングして成熟させることで、高い基準を持ちながら最善の意思決定を行えるようになり、経営判断や戦略決定に対する全体的な納得感が深まります。視野の広い「最善」を選べるようになります。
組織全体の成長
〈最上志向〉の資質を上位に持つ者としては、スタッフ全員が自分の強みを認識してイキイキと働くことはもちろん、個人の強みの違いを活かしてチーム全体で挑戦し、成果を上げて欲しいと思うのではないでしょうか。そもそもコーチングは経営者が受けるものだった歴史があり、ポジションとして影響力を持つビジネスリーダーが成長すれば組織全体に波及するのは当然ですし、その逆もしかりです。
もちろん、一朝一夕で成果を得られるものではありません。定期的に行っているストレスチェックなどの社内評価と合わせ、まずは自己基盤を整えることから始めましょう。
一番大きな注意点は、自己開示のバランス
世の中に万能なものがないように、コーチングも万能なメソッドではありません。ただし、得られるものを大きくすることはできます。
自己開示によるメリットとリスク
〈最上志向〉の高い経営者やリーダーは、愚痴や弱音を吐くなんてとんでもないと感じている方は少なくありません。ですが、上位資質は強みの側面と弱みの側面を持っており、未熟なままでは弱みの側面が発揮されてしまいがちです。〈最上志向〉の、「根性」とも言える気力によってカバーするにも、限界があります。
それなら、信頼できる相手に話して手放すことで、新たな成長を手に入れることができます。特に〈最上志向〉は「良い」や「好き」でモノゴトを選ぶ傾向が強いため、執着から解放されるメリットは大きいです。
ただし、自己開示の感覚がわからない場合や、過剰な開示によって精神的な負担が増す場合もあります。無理のない範囲で、焦らず深めていきましょう。
コーチは “経営者仲間” ではありません
「経営者でもないのに、経営者をコーチングできるのか？」という問いは、エグゼクティブコーチングにおいてよくあります。この問いに対してはコーチの数だけ答えを持っており、最上社長コーチングにおいては、経営者仲間を期待できるものではありません。どちらかというと、〈最上志向〉仲間ではあります。
コーチは秘密を厳守し、利害関係がない中立的な第三者として、クライアントの思考を整理し、客観的な視点を提供します。さらにストレングスコーチは、無意識に持つ思考パターンを意識化し、これを強みに変える手助けをします。
コーチングは外部の情報提供よりも、クライアントがこれまで生きてきた可能性から未来を生み出すために伴走する存在です。
最上社長コーチングの流れ
最上社長コーチングでは、ストレングスファインダー（クリフトンストレングス）のアセスメント（診断）によって得られた結果を活用します。
まだストレングスファインダーのアセスメントを受けていなかったり、数年前の結果よりも現在の状況が大きく変わって数年経っている自覚があったり、結果は手元にあるけれども違和感しかない場合には、テストを受けてみてください。それ以外は、過去に受けた結果をご自身で確認できるようにしておいてください。
コーチングそのものや最上社長コーチングのご契約内容の説明を、Zoom にて行います。気になる点をお伺いした後、お申し込み時にいただいた資質や内容を元に、簡単なストレングスコーチングを行います（10〜15分程度）。
このとき、コーチの発言や態度に違和感があれば、気づいたことをお話しください。上述のとおり、この先弱みを見せることもある相手ですし、スタンスに共感できなければ契約はオススメできません。これは、コーチとしても合わないと感じたらご契約をお断りすることもあります。
事前面談によって、コーチングを受けた先のことにワクワクできればお申し込みをご検討ください。ご契約後のコーチングをスムーズにするために、プランの選択と日程をお伺いします。
事前面談でご説明したご契約の内容に問題なければ、クラウドサイン（CloudSign）にて電子契約を交わしていただくことで、本申し込みとなります。
費用はご請求書（PDF）をお送りいたしますので、所定の口座にお振込みください。支払いサイトは30日（初回コーチング実施月末締め翌月末払い）です。
初期は資質の理解を深めて自己基盤を整えることが中心になりますが、基本的には何でもテーマになります。自己基盤が整っていないなら、どのみち前に進みにくいためです。経営者にありがちなテーマには、以下のようなものがあります。
- 意思決定に対するプレッシャーを軽減したい
- チームのモチベーションを向上させたい
- リーダーシップスタイルを見直したい
- 業務の優先順位を明確にしたい
- コミュニケーションを改善したい
- 組織の変革を推進したい
- ストレスを効果的に管理したい
- 人材育成を強化したい
- 家族との時間を確保したい
- 過去の失敗にちゃんと向き合いたい
事前面談で決めた日程でセッション（実際のコーチング）を実施します。セッションのテーマは、上記を参考にしていただいても良いですし、「とにかく思考の整理がしたい」「ショックな事があったから聴いて欲しい」などでも問題ありません。
カエルコムニスとしては守秘義務のもと、許可をいただいた内容や公開されている一般的な情報以外は、コーチングを受けている事実を含めて個人に紐づく情報を外部に公開することはありません。
なお（特に初期は）資質に関するアドバイスをさせていただくことがありますので、お手元でメモしていただく分には問題ありませんが、会話に集中していただきたいこともあり、図解などの作成はありません。
ストレングスコーチングは、資質を使った行動促進を目的としていますので、行動を阻害する要因を上位資質で対応するためのアクションを一緒に考えていくものです。ですから、大切なことはメモ以上に「いつどのように動くか」のプランニングです。
上位資質を活用しながら優先順位を決めて動きましょう。上位資質が喜ぶ行動は、自己基盤も整います。
ご自身の才能を意識しながら行動すると、気づけることが増えます。そうやって気づいたことが、強みを磨くヒントになります。ストレングスコーチに継続的に報告しながら行動すれば、強みを磨きやすくなるのも当然です。目標達成が楽しみですね。
セッションが終わったら、また STEP5 から繰り返します。
最上社長コーチングの費用（税込価格）
| ブーストコース（月120分） | 強みを見つけて成長を加速させる月2〜4回 110,000円/月 |
|---|---|
| ビジョンコース（月60分） | 強みを活かして成長を安定させる月1〜2回 66,000円/月 |
費用内に含むもの
- 期間内で選べる30分 or 60分セッション：土日祝も対応可能です
- LINEによる相談：夜間やプライベートタイム以外の時間なら応答しています
- ワークシート付き資質解説小冊子：34資質の特徴をまとめた小冊子をお送りします
- チームストレングスグリッド：メンバーの結果があれば、ご要望に応じてまとめます（任意）
- 質問会議セッション：月1回・60分の質問会議をオンライン開催できます（任意）
オススメ：最初の1〜3ヶ月間は「ブーストコース」（徹底的に資質を理解して認識し、自己基盤を整えることを重視）、その後にビジョンコース（目標達成に向けて、具体的に資質を活用）が一番成長します。
- 最低契約月数は3ヶ月で、6ヶ月以上の継続を想定しています。初月に3ヶ月分、4ヶ月目から1ヶ月分をご請求いたします。
- お支払いはご請求書での対応となります。支払いサイトは30日（初回コーチング実施月末締め翌月末払い）です。お振込手数料はご負担ください。
- ワークシート付き資質解説小冊子は、お振込後に郵送いたします。
- 初回セッション開始後、3ヶ月以内のキャンセルにはご返金いたしかねます。
- 初回セッション前のキャンセルは、手数料（初月コーチング費用（税込価格）の5%）を引いた額をご返金いたします。お振込前のキャンセルには手数料はかからず、契約終了となります。
最上社長コーチングのご予約
以下のカレンダーからご都合の良い日程をお選びいただき、［続行］して進んでください。
- お申し込みの際には、弊社のプライバシーポリシーへの同意がなされているものとみなします。
- ICF（国際コーチング連盟）から求められた場合に、お名前とメールアドレス、セッション時間を提出する場合があります。
- しばらくたってもカレンダーが表示されない場合は、お問い合わせいただければ幸いです。
- お申込み後にカレンダーが消えることがありますが、数分以内にメールが届いていればお申し込み完了です。
担当ストレングスコーチ
小杉 清香
Sayaka Kosugi
カエルコムニス株式会社 代表取締役
着想 / 戦略性 / 最上志向 / ポジティブ / 活発性 / 運命思考 / 学習欲 / コミュニケーション / 内省 / 成長促進
ウェブの制作やコンサルティングを行っている中で、コミュニケーション心理学の「交流分析（TA）」に興味を持ちました。理論を活かすためにクリフトンストレングス（ストレングスファインダー）を学び、2019年にコーチとして認定された以降も毎日、資質と向き合っています。
傾聴力は産業カウンセラーの資格、質問力はアクションラーニングコーチの資格取得を通してトレーニングし、自らもストレングスコーチをつけて日々強みと向き合っています。自らの実行力資質が上位にないからこそ、資質の理解を深めながらも可能性を狭めることのないコーチングが得意です。
Q&A：よくある質問と回答
- コーチングの成功事例や実績を知ることはできますか？
経営者向けではありませんが、個人向けのストレングスコーチングを受けられたクライアントさんのアンケート結果を公開しています。
あわせて読みたい
ストレングスコーチングを受けられたクライアントさんからのアンケート カエルコムニスにてストレングスコーチングを受けられた方からのアンケートや紹介記事をご紹介します。 強みの開発プログラムを卒業した方のアンケート ※（）内は好きな...- 組織を持つ経営者でなければ受けられませんか？
原則、組織への影響力が一番大きい経営者、もしくは経営層を想定しています。
また、一人法人の代表や個人事業主も受けていただくことは可能ですが、チームを持たない分だけ費用対効果が高い「強みの開発コーチング」をご検討ください。
- 「強みの開発コーチング」との違いは？
「最上社長コーチング」と「強みの開発コーチング」とは、以下のような違いがあります。
最上社長コーチング 強みの開発コーチング 対象者 〈最上志向〉をTOP5に持つ経営者 自分の上位資質を知っている方なら誰でも テーマ 経営や組織運営に関わる課題が多い 仕事や生き方全般に関わる課題が多い 基本期間 6ヶ月〜 3ヶ月〜 追加特典 小冊子、ストレングスグリッド、質問会議 受講生同士のミートアップイベント 以下はどちらにも共通しています。
- 毎月の定期的なセッション（30分 or 60分）
- LINEでの相談（内容は自由）
不明な点は事前面談の際にご相談ください。
- コーチングを受けるのが初めてでも問題ありませんか？
受けていただくのは問題ありません。
ただし、コーチングに対する認識や背景によっては、成果を感じられるまでに時間がかかることはご承知おきください。事前面談の際に、コーチングやコンサルティングなどの違いについてのご認識を伺いながら、理解を深めていきましょう。
- コーチングの前に準備することはありますか？
事前面談のお申込みの際の質問項目に答えることで、ある程度のセットアップができるようになっています。
それ以外は特にありませんが、セッション前にこれまでの内容を少し振り返っておくことで、心の準備をしやすい方は多いようです。
- コーチングが終了するタイミングは？
基本は6ヶ月間を経てから継続を検討するかどうかを決めていただきます。前半の3ヶ月間で得られる成果は「成果を得るための土台づくり」であることが多く、4ヶ月目以降に本格的に強みを活かしていくフェーズが始まります。
ですが、コーチングは万能なメソッドではありませんし、場合によってはコンサルティングのほうが効果的な場合もあります。その点もふまえ、3ヶ月目の最後にコーチングに期待する内容を改めてすり合わせ、やめるかどうかを決定することができます。
- コーチングの内容を図にしたり、レポートとして提出していただけませんか？
コーチ側では対応いたしかねます。図にするのも、文章化するのも、必要に応じて行ってください。お互いの秘密保持のためにも、録画もおこないません。
キーワードのメモはしていますが、残すことよりも未来を創ることを重視しています。
- コーチングのセッションはオンラインのみですか？
Zoom を利用したオンラインが基本です。LINE通話や電話、Teams など Zoom 以外の手法を希望される場合は、ご相談ください。
また、コーチングの費用以外に、交通費と会場費の実費をご負担いただくことで、オフラインも可能です。
- コーチングの内容は他の経営陣や従業員に共有されますか？
共有いたしません。クライアントご本人の希望がない限り、コーチングを受けていることそのものも公言することはありません。
逆に、共有したい場合は、共有することでどんな成果を望んでいるのか、一緒に明確にしていきましょう。
- コーチは私の業界や事業について詳しい必要があるのではないですか？
コーチングはビジネスコンサルティングとは異なり、特定の業界や事業に関する知識を必要としません。また、コンサルティングはその知識の量と深さによって上下関係を生み出してしまいがちです。それは対等なパートナー関係で進めていくコーチングには不要です。
特にストレングスコーチングの場合、コーチが知識を持っていると、表層的な情報のやり取りになりやすいリスクがあり、クライアントの強みを育てるには遠回りしてしまいがちになります。コンサルティングを求めるなら、業界に特化したコンサルティングを受けられる方が間違いありません。
とはいえ、「ビジネスを多面的に深堀りするための問いの力」は必須と考えており、経営者が対等に壁打ちできる相手として、カエルコムニスとしてはコンサルティング以上に、傾聴と質問スキルの向上、および資質の深い理解の探求を続けています。
- コーチングでは個人的な問題も扱いますか？
クライアントが望めば、扱うこともできます。秘密は厳守しますので、個人的な問題を扱うことで状況が進むのであれば、共有していただくのは問題ありません。
ただし、犯罪のように社会的に罰せられることや、精神面での治療を必要とする場合など、外部機関との連携が必要だと感じた場合は、コーチングを中断して必要な対処を行いますのでご承知おきください。
- コーチングの成果が出ているので、スタッフにもコーチングを受けてもらいたいです。
社外コーチとして、別途ご契約ください。対象メンバーや時間、希望される形態に応じてカスタマイズいたします（基本は1時間11,000〜16,500円/名）。
ただし、「スタッフに受けさせたい」のと「スタッフが受けたいと希望している」のとでは背景がかなり異なるため、目指す未来や成果を深めてからにしましょう。