はい、ごめんください。離職予防士のコスギです。
働きがいのある職場を、人と仕組みの両面からバックアップします(/・ω・)/
職場でも家庭でも、他者と関わるときにモヤモヤすること、ありますよね。
「なんであいつ、ろくに調べもせず勝手に決めるかなあ……!」
「なんであの人は、意見を聞いてもハッキリ答えてくれないんだろう……」
……ありますよね。私はあります。なんなら、思われている側でもあります(この話はあとで)。
実はこれ、能力ややる気の問題ではなく、「意思決定のクセ」の違いであることがほとんどなんですよね。今回は、そのクセを見える化するツール「dマト」を解説します。
「ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)は難しすぎる……強みを活かしたいだけなのに」と感じる方に、特にオススメしたいです。
忙しい人のまとめ
dマト(ディシジョン・マトリクス)は、「決断までの時間(迅速⇔慎重)」×「決断の理由(論理⇔情緒)」の2軸で、人の意思決定のクセを4タイプに分けるフレームワークです。タイプは合理派・直感派・協調派・分析派の4つ。もちろん、このタイプに優劣はありません。自分と相手の「決め方の違い」がわかると、職場のモヤモヤの正体が見えて、関わり方を自分で選べるようになります。dマト診断は無料・登録不要・個人情報不要です。以下からどうぞ↓
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dマトとは?
dマト(ディシジョン・マトリクス)は、離職予防士協会が提供している意思決定タイプの診断ツールです。

人が何かを「決める」とき、そこには2つの軸があります。
- 決断までの時間(迅速⇔慎重):最小限の情報でパッと決めたいのか、じっくり情報を集めてから決めたいのか
- 決断の理由(論理⇔情緒):事実やデータで決めたいのか、気持ちや人間関係で決めたいのか
この2軸を掛け合わせると、4つのタイプに分かれます。どのタイプが正解、というものではありません。全員がどこかの「派閥」に所属している、くらいの気持ちで読んでみてください。
| タイプ | 2軸 | 一言でいうと |
|---|---|---|
| 合理派 | 迅速 × 論理 | 結果を最短で出したい |
| 直感派 | 迅速 × 情緒 | ワクワクで動きたい |
| 協調派 | 慎重 × 情緒 | 和と安心を大切にしたい |
| 分析派 | 慎重 × 論理 | データと手順で確実にいきたい |
4タイプの特徴
合理派(迅速 × 論理)
結果重視。最小限の情報で合理的に割り切って、目標に向かって力強く進むリーダータイプです。ゴールが明確で、任せてもらえる状況だと燃えます。逆に、曖昧な指示や「これ無駄では?」と感じる作業は大嫌い。
見た目の特徴は、早口で声が大きく、「私はこう思います」と断言する話し方。感情はあまり表情に出ません。強みは決断力・率先垂範・効率性。一方で、時に強引だったり、周りへの配慮が足りない印象を与えたりすることもあります。
直感派(迅速 × 情緒)
感情と直感を信じて即断即決。目新しいものにワクワクし、変化や予期せぬ出来事さえ楽しめるタイプです。前例にとらわれない発想で周囲を巻き込みます。一方で、細かい確認作業や書類仕事など「面倒くさい」と感じるものは極端に苦手。このタイプのキーワードは「面倒」です。
ノリが良く、喜怒哀楽がすぐ顔と身振りに出ます。強みはポジティブ思考・創造力・発想力。注意点は計画性不足で、「根拠は?」と聞かれると弱い。
……はい、私のことです。私は直感派なんですが、ワクワクする話には食い気味で乗るくせに、そのあとに待っている手続きや書類で一気に灰になります。書いていて耳が痛い。
協調派(慎重 × 情緒)
周りの人の気持ちに配慮しながら、じっくり決めるタイプ。「自分だけじゃなくて、みんなも納得しているかな」が気になり、想いや不安に共感してもらえると安心して動けます。決断をせかされるのが苦手で、ギスギスした競争的な環境も苦手。
話し方はゆっくり・にこやかで、「〜かもしれませんね」と断言しないのが特徴です。強みは傾聴力・思いやり・部門間の調整力。ただ、そのぶん優柔不断に見られたり、自己主張が苦手だったりします。不安があっても表情に出るだけで口には出さないことが多いので、周りが気づいてあげたいタイプでもあります。
分析派(慎重 × 論理)
データ・ルール・手順を重視し、ミスのない完璧な仕事を目指すタイプ。ルールやマニュアルがしっかりしていると安心で、マニュアルは隅から隅まで読み込みます。一番困るのは「適当にやっといて」という指示。
話し方はゆっくり淡々、抑揚少なめで、断言はしません。強みはリスク管理・計画性・継続力。調べものをさせたら天才的です。注意点は、時に頑固で融通が利きにくいこと、慎重すぎて納期ギリギリになることがあること。
タイプの見分け方
診断を受けなくても、日常の様子である程度アタリがつきます。
- 話すスピードと声:早口で大きい→合理派・直感派/ゆっくり→協調派・分析派
- ノリ:早口組のうち、熱くてノリがいいのが直感派、クールなのが合理派
- 断言するか:「こう思います」と言い切るのが迅速組、「かもしれません」と濁すのが慎重組
- 表情:ゆっくり組のうち、にこやかなのが協調派、淡々としているのが分析派
- マニュアル:読まずに触り始めるのが直感派、熟読してから始めるのが分析派
「ごはん屋さん、どうやって決めます?」と聞いてみるのもわかりやすいです。即決か、レビューを読み込むか、同行者に合わせるか。決め方のクセは、こういう日常にこそ出るんですよね。
で、何の役に立つの?
タイプ分けそのものが目的ではありません。役に立つポイントは2つあります。
1つめは、自分のクセがわかること。自分の強みが活きる環境と、自分の失敗パターンが見えてきます。直感派の私なら「ワクワクだけで突っ込んでリスクを見ない」が定番の失敗なので、事前にわかっていれば一呼吸おけます。……おけるように、なってきました。たぶん。
2つめは、相手のクセがわかること。 ここが職場では効きます。「なんであの人はいつもああなんだろう」というイライラが、「ああ、あの人は分析派だから、根拠が揃うまで動けないんだな」という理解に変わる。怒りが理解に変われば、関わり方を自分で選べるようになります。
たとえば、同じ仕事を依頼するのでも、
- 合理派には、先にゴールと得られる成果を
- 直感派には、「これ、面白いよ」を
- 協調派には、「みんなも納得してるよ」という安心を
- 分析派には、手順と根拠を
伝える内容は同じでも、「何から言うか」で相手の前のめり度がまったく変わります。相手を変えようとする前に、自分の伝え方を調整できるところがいっぱいある、ということなんですよね。
dマトは、違いをなくすためのツールではなく、違いを前提に関係性を整えるためのツールです。離職予防士の「12の視点」にも「正しさを押し付けない」という項目がありますが、その土台になるのが「そもそも人によって、決め方も納得の仕方も違う」という理解だと思っています。
離職予防士って何?という方は、こちらもどうぞ。

自分のタイプを診断してみる
自分のタイプが気になった方は、公式の診断があります。無料・10問・約3分・登録不要で、結果は4タイプの傾向が数値と図形で表示されます。「直感派寄りだけど、協調派もけっこう強い」みたいな度合いまで見えるのが面白いところです。最近は『令和の虎』で知った、という方もいるかもしれませんね。
コーヒーを淹れている間に終わる軽さなので、どぞー。

チームで受けて見せ合うと、「あの人の即レスの理由」と「あの人の慎重さの理由」が同時にわかって、ちょっと平和になります。
よくある質問
dマトに関して、聞かれることをまとめておきます。
「なんで勝手に進めるかなあ」と思われている側の話
さて、冒頭の「なんであいつ、ろくに調べもせず勝手に決めるかなあ……!」……これが私。
一応調べてはいるのですが、勝手にどんどん進んでしまうのは私のクセですね。動いている間は勝手に進んでいる自覚がないので、気づいたら後ろに誰もいない、みたいなことはよくありました。今でもあります。
私は迅速かつ感情で物事を決める〈直感派〉なので、「これいいんじゃない? あれもいいんじゃない?」とポンポン思いついて、早く決めて、やってみることを大事にしています。やってみないことにはわからないから。
いま関わらせていただいているチームに〈分析派〉の方がいるんですが、意思決定の方法が私と真逆なんですよね。じっくり、ちゃんと根拠を持って判断する。正直、「面倒くsよくわからない人だな」と思っていました。向こうも思っていた(いる)はず……
でも、なぜじっくりなのかを見ていくと、クライアントさんをすごく大事にしているから。クライアントワークでは、自分のリスクよりお客様のリスクを考えなければいけないシーンがたくさんありますよね。〈分析派〉の方は「これを見てお客様がどう判断するか」「どれだけリスクがあるか」「お客様のビジョンに合致するか」を徹底的に考えてくれている。これは素直にすごいなと。
ちなみに、ストレングスファインダーは資質がいろいろ見えすぎて、正直ごちゃごちゃします。それで見えなかったことも多いです。実際、上記の〈分析派〉の方のストレングスは知っているのに、dマトで理解できたくらいですから。
dマトは意思決定に特化しているぶん「何があれば、この人は納得・共感できるのか」がピンポイントでわかります。深く知るならストレングス、まず動くならdマト、という使い分け。
私自身はこの体験から、「判断が早い」ことより「その判断が自分の情熱に直結しているか」を大事にしよう、と決め方が少し変わりました。気分で決断が揺れるのは直感派の仕様なので、そことうまくつきあいながら。
ということで、このdマトや離職予防士のプログラムが気になりましたら、以下のページをご覧ください。


