ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)って、そもそも何ですか?
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)は、「強みの種」を見つける自己分析ツールです。
精細な自己分析によって、今まで「なんとなく得意」だったことが「確信を持って活かせる才能」に変わり、仕事で成果を出すための具体的な行動指針が明確になります。
国連の調査も行っているアメリカの Gallup(ギャラップ)社が提供する有料のオンライン診断で、200問の質問に答えることで、あなたが無意識に繰り返している思考・感情・行動のパターンを明らかにします。
この診断の特徴は、あなたにとって「当たり前」にできることが、実は他の人にとっては「才能」であるという視点で分析することです。200万人以上のビジネスパーソンへのインタビューと40年以上の研究に基づいて開発されており、世界で3,500万人以上が受けています。
重要なのは、これは「今の強み」を診断するものではなく、「強みになる可能性がある才能」を発見するツールだということです。才能を活かして初めて、本当の強みに育っていきます。
なりたちに興味がある方は以下の公式サイトをご覧ください。日本語で読めます。

「クリフトンストレングス」と名前が違うのはなぜですか?
同じ診断ツールです。2015年に名称が変更されただけで、内容はまったく同じです。
2015年、ギャラップはテストの名前を、クリフトンストレングス・ファインダーからクリフトンストレングス・テストに変更しました。
クリフトンストレングスの歴史について知る | JA – ギャラップ より
正式名称は「クリフトンストレングス」に変わりましたが、日本では今でも「ストレングスファインダー」の名前で親しまれています。名称変更の理由は、開発者である故ドン・クリフトン博士の功績を称えるためです。彼は〈自我〉の資質が1位だったとのことです。
とはいえ日本では以下の理由から、旧名称の「ストレングスファインダー」が広く使われ続けています。
- ベストセラー書籍のタイトルが「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」
- 「強み(ストレングス)を見つける(ファインダー)」という意味が分かりやすい
- すでに多くの人に認知されている
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0 #PR
新版から大きく変わったのは、著者がトムさんではなく、ジム・クリフトンさんになったこと。伝えたいこともかなり丁寧になった印象で、第1部は全面的に刷新され、第2部では具体的な行動アイデアも追加されています。第3部としてストレングスファインダーの背景が入っているのも理解しやすいため、初めてストレングスファインダーを知る方にオススメです。
ストレングスファインダーは信頼できる診断なんでしょうか?
はい、高い信頼性があります。国連の調査も手がける Gallup 社が、40年以上の研究と200万件以上のインタビューデータに基づいて開発・改良を続けています。
- 開発元の実績:Gallup 社は世界的な調査会社で、国連や各国政府の調査も実施
- 膨大なデータ:200万人以上のインタビューと40年以上の研究に基づいている
- 企業での採用実績:国内外の多くの企業が人材育成に活用(日本ではヤッホーブルーイング社などが有名)
- 継続的な研究:現在も心理学・統計学的な検証と改良が続けられている
Gallup 公式の以下のページも参考にしてください。テクニカルレポートや結果の安定性についてのレポートもあります。

ストレングスファインダーを受けると、何がわかるんですか?
34種類の資質(才能のパターン)として、あなたの上位資質とその順位がPDFとして手に入ります。
- 資質の順位:購入するアクセスコードによって、上位5つ(TOP5)または全34資質の順位
- 詳細レポート:各資質の説明、あなたの特徴、行動アイデアなど
- 強みの洞察ガイド:あなたの回答に基づいたパーソナライズされた解説
これによって、以下のことがわかります。
- あなたが自然にできてしまう思考・感情・行動のパターン
- 他の人と比べて際立っている才能
- 成果を出しやすい行動の傾向
- チームでの役割や貢献できる分野
ただし、これは「今すぐ使える強み」ではなく「強みの種」です。 診断結果を理解し、意識的に活用することで、初めて本当の強みに育っていきます。
なお、PDFレポートの種類や具体的な活用方法はこちらにまとめています。

「才能」とか「資質」とか「強み」って、どう違うんですか?
才能(可能性)→ 資質(分類)× 投資(成熟)= 強み(能力)という式で表せます。

才能(Talent)
- 日常的かつ無意識に繰り返す思考・感情・行動のパターン
例)人の話を聞くときに自然と要点をまとめている - 5,000種類以上あるとされる
資質(Theme)
- 似た才能を34のカテゴリーにまとめたもの
例)〈コミュニケーション〉〈戦略性〉など - 1つの資質には単純計算で150程度の才能が含まれる
投資(Investment)
- 時間をかけて知識やスキルをトレーニングしたり、経験を積んだりすること
例)プレゼンテーションのスキルを学んで場数を踏む
強み(Strength)
- 常に優れた成果を出せる能力
例)複雑な話を相手に合わせて分かりやすく説明できる - 診断だけでは強みにならず、育てる必要がある
つまり、ストレングスファインダーで分かるのは「(「才能」の塊である)資質」であり、それを意識的に磨くことで「強み」になるという流れです。「可能性」を「能力」にする考え方です。
ストレングスファインダーの公式サイトは?
Gallup 社の公式サイト(日本語対応)は以下です。

アクセスコードの引き換えはこちら↓
ストレングスファインダーに関する公式のコラムは下記にあります(英語)。Google 翻訳を通せばある程度わかりますので、一次ソースで知りたい方はこちらを参照してください。