勇敢さ(Bravery)の特徴と活かし方|VIAの性格診断24の強み

はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチのコスギです。

今回は VIA 性格診断で「勇気(Courage)」のカテゴリーに属する徳性、〈勇敢さ(Bravery:ブレイブリー)〉の解説です。

カテゴリー名と徳性名が似ていますが、Courage は「困難に立ち向かう勇気」としての精神的な強さ全般を示し、Bravery は「危険を顧みず行動する勇気」という違いがあります。無謀というよりも「恐れに屈せず、信念に基づいて行動するあり方」ですね。怖いものは怖いけれど、歩みを止めない力強さがあるんです。

VIA 性格診断は「あなたの価値観を日常の行動でどう活かせるか」を示し、「自分らしいふるまい」を見つけやすくなる無料で受けられる性格診断ツールです。ここでいう「性格」とは、より善く生きるために伸ばせる「性格的な強み(Character Strengths)=徳性」 を指します。なお、以下はコスギが自らの学習がてら日本語でまとめたものです。一次情報は必ず公式ページ(英語)を参照してください。有償のフルレポート($49)もオススメです。

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勇敢さ(Bravery)の特徴と活かし方|VIAの性格診断24の強み

〈勇敢さ〉のモチーフは、メダル。優勝して勝ったときに得られるメダルではなく、危難を顧みず人命救助に尽力した証の褒章のようなものです。褒章が欲しくて行動しているのではなく、結果的に高く評価されるあり方ですね。

目次

〈勇敢さ(Bravery)〉とは

VIA 性格診断で「勇気(Courage)」の美徳カテゴリーに属し、恐怖や逆境、抵抗を前にしても、屈することなく自らの意志や信念に基づいて前進する、性格的な強み(徳性)です。

さて、ほとんどの方は「恐れ」を体感したことがあると思います。胸がギュウッと締めつけられたり、うまく言葉を発せなくなったり、頭が真っ白になったり、嫌な汗が出たり、場が凍りついてザワッとなったりする、あの感じ。これらは人間として一般的な反応ですが、それでも一歩踏み出すのが〈勇敢さ〉の強みです。怖くないわけではなく、恐怖に反応しても気持ちを切り替えて行動できる強さ。

この〈勇敢さ〉は、状況によってさまざまな形をとります。

たとえば、身体的なリスクを伴う救助や挑戦に向かう「身体的勇気」。人間関係や組織の圧力のなかでも正しいと思うことを語る「道徳的勇気」。そして、自分の不安や恥を受け入れながら挑戦を続ける「心理的勇気」。これらはいずれも、危険や不快を避けるのではなく、より大切な価値や目的を守るための行為です。よく漫画などのキャラクターが「守るべきものがあるから、強くなれた」と伝えるシーンがありますが、これを地で行く人ですね。

こういった「勇気ある行動」は、周囲に希望や安心感を与え、行動を促進します。〈勇敢さ〉は個人の内面的な強さであると同時に、社会的な善を促す原動力でもあるのです。

勇者とは勇気ある者ッ!!
そして真の勇気とは打算なきものっ!!
相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!

ダイの大冒険 まぞっほの言葉

〈勇敢さ〉は仕事でどのように役立ちますか?

〈勇敢さ〉は逆境に立ち向かう際に発揮されやすいので、環境によってはわかりにくいかもしれません。それでも「リスクを取って挑戦する姿勢」や「正しいと思うことを貫く信念」として発揮されやすいです。

  • 衰退を防ぐための新しい提案をする
  • 不公平感のある既得権益や無駄な慣習を改善する
  • ミスがあったら正直に報告し謝罪する
  • チームの士気を保ち、意思決定の軸を明確に示す

目先の安全よりも長期的な誠実さを選ぶ行動として現れ、結果として、信頼されるリーダーとして評価されます。

〈勇敢さ〉は家庭でどのように役立ちますか?

家庭や日常生活の中での〈勇敢さ〉は、「愛情をもって誠実に向き合う力」として現れます。

  • 家族間の誤解や葛藤を放置せず、対話を試みる
  • 子どもに対して、失敗を恐れず挑戦する姿を見せる
  • 自分の弱さを正直に伝える
  • 道徳的ながらも人間らしい姿勢を見せる

勇気と無謀は違いますし、良いところばかりを見せるのが誠実とは限りません。家庭という安全な場でこそ、〈勇敢さ〉は信頼を深めるコミュニケーションに活かされ、関係をよりしなやかにしていきます。

〈勇敢さ〉は高いのですが、怖いと感じることは多いです

自然なことです。

〈勇敢さ〉は恐れを認識したうえで、行動を選ぶ強みです。むしろ、恐怖を自覚している人ほど、誠実なのかもしれません。

「怖くても逃げ出すことなく、守り抜きたい大切なこと」の気づきを大切にしていくことで、〈勇敢さ〉が成熟していきますよ。

相手の〈勇敢さ〉が高いせいか、こちらが振り回されていると感じます

その気持ちを、正直に伝えて対話してみましょう。

併せ持つ他の強みにもよりますが、〈勇敢さ〉は信念に基づき声を上げていく傾向があるため、場の空気を察するよりも、高い倫理感に基づく正論で発言することが多いかもしれません。

周囲が「悪気があったわけじゃないから……」とたしなめても、「だからと言って見過ごすわけにはいかない」みたいな対立が起きやすいのですよね。

だからこそ、その信念を言葉にしてもらい、こちらとしても誠意を示すことが大切です。〈勇敢さ〉さんを鬱陶しく感じるときは、目を背けている何かがあるときがほとんどですから。

ただ、「圧が強い」「声がデカい」など本人が悪意なく無意識で行っていることで心理的安全性が脅かされているのであれば、認識を共有しておく必要があります。

〈勇敢さ〉は「感情的に圧をかけて相手を動かす力」ではなく、「自分の信念に誠実である力」ですからね。互いの強みを尊重すれば、とてもいい関係になりますよ。

〈勇敢さ〉が低いのですが、高めることはできますか?

できますが、順位にこだわりすぎないように。

まず、「自分は何を守りたいのか?」と問い直してみてください。それが何らかの方法で脅かされたとき、どのような行動をしたいか、シミュレーションしてみましょう。守りたいものがわからないときは、VIA の5位までの価値観から考えてみるのもオススメですが、無理に上げようとしなくても良いケースも十分あります。たとえば、私(コスギ)は〈創造性〉が高いので、「自由に考える時間」は死守したい。それが脅かされる状況……が、イマイチ思い浮かばないので、まあいいかとなります。

また、日常の中で「言いにくいことを丁寧に伝える」「小さな疑問を放置しない」なども効果的です。ストレスに向き合うことになりやすいので、余裕があるときで大丈夫。

〈勇敢さ〉を沈黙させずに活かすにはのセクションも参考にしてください。

VIA 診断を受け直したら、〈勇敢さ〉が上がりました/下がりました

〈勇敢さ〉のスコアは、社会的責任を担う時期には高まりやすく、安心を優先したい時期や疲れていると低下することもあります。それなりに精神的エネルギーを要する強みですからね。

価値観や信念に直結する強みなので、それほど大きな順位変動が起きるものではありませんが、それこそ「これだけは絶対に守りたい」と強く実感できるものができたら、スコアが跳ね上がることも十分想定できます。

やはり順位変動よりも、日常的に自分の信念をどのように発揮しているか、です。

〈勇敢さ(Bravery)〉の長所と短所

長所は「最適に使用できているとき(Optimal-Use/Golden mean=黄金律)」で、性格的な強みをバランスよく適切に発揮できている状態です。先述のように、〈勇敢さ〉を発揮すると、恐怖を克服して冷静に進みます。その静かな勇気が周囲に伝播して、士気を高めるんですよね。
※カエルコムニスでは、これを「善用(最善に活用できること)」と表現しています。

しかし「使いすぎ(過剰利用:Overuse)」ると短所として「無謀」になってしまい、「使わなすぎ(利用不足:Underuse)」ると自信を喪失して「臆病」になってしまいます。これをまとめると、以下のようになります。
※カエルコムニスでは、この状態を「暴走」/「沈黙」と表現しています。

VIAの〈勇敢さ(Bravery)〉の長所と短所

〈勇敢さ〉を善用すると長所になる

公式では、VIA の強み(徳性)を適切に発揮することを「最適な使い方(Optimal-Use)」と表現していますが、そのバランスの良さから「Golden Mean」として「黄金律」「中庸」と呼ばれたりもします。カエルコムニスではこれを「善用」と呼称することにしています。「悪用」の反対=「善いことのために用いる」ということですね。つまり「イイカンジに使う」です。

自分が〈勇敢さ〉を善用しているとき=「恐れを感じても冷静に対応しているとき」を振り返ってみましょう。

  • 上司に改善点を進言する際、感情的にならず建設的に伝える
  • 苦手な相手に対しても、敬意をもって対話を試みる
  • チームで意見が割れたとき、沈黙せず自分の考えを言語化する
  • ミスを隠さず報告し、再発防止策を一緒に考える
  • 不安に対処しながら、新しい役割に挑戦する
  • 関係修復のために、自ら謝罪し対話を提案する ……など

どれも、建設的に大人の対応をしているのが特徴的ですね。まず「恐れ」を感じたときを自覚するところからですが、ストレス源に向き合うことを考えてみるとわかりやすいかも。見て見ぬふりをしたくなるときこそ、〈勇敢さ〉の出番です。

ちなみに、私の一番のストレス源は姑で、大事な話をするときはいつも、体が震えて涙が出てしまうくらいでした(「あんたはすぐ泣く」とよく呆れられてました)。〈勇敢さ〉の順位を気にしたことはなかったのですが、改めて確認すると、最初の2016年結果は24位中23位……そこから、上がったり下がったりを繰り返し、どうやら今は平常時なら10位前後のようです(自分の尊厳を守るために淡々と話せるようになりました)。でも疲れているときは20位前後になるので、ある意味ストレス耐性の現状把握がしやすいなと思いました。

〈勇敢さ〉が暴走すると短所になる

公式では、VIA の強み(徳性)を使いすぎることをそのまま「使いすぎ(Overuse)」と表現していますが、カエルコムニスではこれを「暴走」と呼称しています。

〈勇敢さ〉が暴走して制御を失うと、「乱用」して自分や他者のリスクを軽視(危険を顧みず火事の中に飛び込んでしまうイメージ)したり、「誤用」して本来の目的を見失って(町を守るはずが悪を倒すことが目的になってしまうイメージ)しまったりするパターンが起こりやすくなります。だいたい、なんか怒ってます。

乱用:強みを目的以上に、過度に発揮してしまう例

  • 無理を承知で、仕事・責任を引き受けてしまう
  • 周囲の制止を聞かずに突き進む
  • 自分の不安を攻撃的な行動で覆い隠す

誤用:強みが効果的でない場面で使ってしまう例

  • 他者の課題に過剰に介入し、支配的になる
  • 正義感から他人を攻撃し、意見を押しつける
  • 反対意見を敵視し、自分の正しさを主張する

「恐れ」を感じたとき、人はしばしば「怒り」のエネルギーで行動を後押しします。これは交感神経が活性化し、アドレナリンが分泌されることで一時的に恐怖が抑えられるためです。ただし、これは「克服」ではなく「上書き」。怒りを動力源にした勇気は長く続かず、暴走を招くこともあるわけです。

さらに、正義感に基づく「制裁行動」を取るとき、人の脳では報酬系が活性化することが知られています。「自分は正しいことをしている」という感覚そのものが快感になりやすく、いわゆる「正義中毒」の状態になります。誤用のほとんどはコレです。闇堕ちしちゃうと大変。

〈勇敢さ〉を沈黙させず(暴走もさせず)に活かすには

公式では、VIA の強み(徳性)を使えていないことを「全然使えていない(Underuse)」と表現していますが、カエルコムニスではこれを「沈黙」と呼称しています。

〈勇敢さ〉が高く、かつ、発揮できる機会があるにも関わらず、行動できていないのが「使わなすぎ(沈黙)」の状態です。よくあるのが、暴走したあとに「あんなことになるなら動かないほうが……」「また正論を振りかざしてしまった……」と、後悔して戸惑ってしまい、動けなくなってしまうケース。でも、ずっと沈黙していられないため、爆発しては後悔を繰り返す……

これは〈勇敢さ〉が高いからこそ翻弄されている状態です。オン(暴走)とオフ(沈黙)しかなければ、そりゃ疲れますよ。だから暴走さえしなければ沈黙もしにくいのですが、少しトレーニングが必要になる場合もあります。

だから〈勇敢さ〉を健全に活用するには、自分の「怒り」と「守りたいもの」を冷静に認識することカッとするのか、イライラするのか、グワッとなるのか。舌打ちをしたり、足踏みをすることもあるかもしれません。そんなときに「自分はこんなに怒るほど、何を守ろうとしているのか」と考えてみましょう。

怒りそのものは悪ではなく「自分の大切なものが脅かされているサイン」ですからね。それを自覚できれば、暴走も沈黙もすることなく、行動の方向を整えることができます。

  • 異変を感じたら、まず深呼吸して感情を自覚する → 冷静さを取り戻す
  • 行動する前に「何を守りたいか」を言語化する → 勇気の方向を整える
  • 意見がぶつかったら、相手が守ろうとしているものを言語化する → 理解の姿勢を示す
  • 失敗したら「学んだこと」を列挙する → 自責より成長を選ぶ
  • 感謝を言葉にして伝える → 勇気を支える力に変える …… など

ストレスや睡眠不足などでホルモンバランスが崩れると、恐れや怒りの反応が強まり、〈勇敢さ〉を扱いにくくなることもあります。だからこそ、身体的なケア(休養・食事・運動)も冷静さを取り戻すための土台になります。呼吸が浅いことに気づいたら、深呼吸してみるとかですね。

「何のための勇気なのか?」を大切に、善用していきましょ。

〈勇敢さ(Bravery)〉に似ている強みの違いと掛け合わせ

〈勇敢さ〉以外にも、「前に進む(進める)力」として似ている強みを挙げるとしたら〈リーダーシップ〉と〈熱意〉ですかね。

VIAの〈勇敢さ(Bravery)〉と似ている強み(リーダーシップ・熱意)

〈勇敢さ〉は「恐れを超えて信念に基づき行動する」内的な強み、
〈リーダーシップ〉は「集団を導き、調和と目的を両立させる」社会的な強み、
〈熱意〉は「生命力と喜びをもって物事に関わる」内的な強みです。

違いはハッキリしているので、主に掛け合わせによる相乗効果と注意点をみていきましょう。

〈リーダーシップ(Leadership)〉×〈勇敢さ〉

一般的なリーダーシップにはさまざまなタイプがありますが、〈リーダーシップ〉と〈勇敢さ〉の2つが掛け合わさると、「信念に基づいて誠実にチームを守り、率いていくリーダーシップ」になります。とてもパワフルですね。

パワフルだからこそ、〈勇敢さ〉が暴走すると「自分の正しさを示そうとして独裁的になる」「他者の意見を取り入れる余裕がなくなる」といったリスクもあります。強者は、自らの強さを自覚している必要があるんです。

「チームのために正しい決断をする勇気」を奮う際に、自分の恐れを「チームのため」と覆い隠していないか、誠実に自問自答していきたいですね。

〈熱意(Zest)〉×〈勇敢さ〉

〈熱意〉は、情熱やエネルギーによって自分や他者の行動を促す強みです。〈勇敢さ〉と掛け合わさると、情熱が一過性の勢いではなく「困難を越えるための持続力」へと変わります。恐れを超える勇気と、前向きな感情エネルギーが融合し、人を鼓舞するような行動力が生まれます。これも、とてもパワフルですね。

だからこそ扱いに注意が必要で、暴走すると「勢いだけで挑戦して自爆」「守るための単独行動によって孤立」といった結果を招きかねません。〈勇敢さ〉は冷静さを必要としますが〈熱意〉は情熱の強みなので、これらの強みを適切に使うには、メタ認知力のトレーニングを必要とします。

この手の方は漫画の主人公はもちろん、経営者にも多いので、先人の知恵を借りてみてください。さまざまな「正義」と自分の「正義」を比較すると、輪郭が見えてきますよ。

クリフトンストレングスと掛け合わせてみる

VIA 診断は Being(あり方)、クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)は Doing(やり方)なので、自分らしいあり方のために、自分らしいやり方を見つけるためのヒントになります。

資質とかけ合わせる際、VIA の強みで自分らしいあり方のキーワードを定めておくと行動しやすくなります。たとえば〈勇敢さ〉を「勇気を持つ」「覚悟を決める」「信念を貫く」などのようにして、クリフトンストレングスの領域(ドメイン)との掛け合わせてみましょう。

〈勇敢さ〉とストレングスファインダー(クリフトンストレングス)との掛け合わせ

実行力 × 〈勇敢さ〉→ 覚悟を決めて、やり遂げる

職場では、期限ギリギリに仕様変更を伝えられたり、現場に指示役が来なかったり、大きな発注ミスを知らされたり、前例のない仕事を頼まれたり、ウェブサイトがつながらなくなったり、お客様が暴れたりなど、カオスな事態に巻き込まれることがあります。例はフィクションです。

胃がキリキリして頭を抱えたくなりますが、実行力の高い〈勇敢さ〉さんは「どのみちやらなければ、終わるものも終わらない」と、冷静に仕事を進める行動に移ります。残業を覚悟して、グイッとネクタイを緩める感じ。

そうやって仕事に向き合う姿勢を見たら、周りも「しょうがない、やるか……!」と奮起しますよね。なんなら、一致団結して対応し、終わったあとには達成感とともに戦友のような絆すら生まれるのではないでしょうか。

影響力 × 〈勇敢さ〉→ 信念を貫いて、変革する

影響力の高い〈勇敢さ〉さんは、会議中に意見が対立しているときでも「私たちが今この場ですべきことは、対立ですか?同じ目的のために、できることを考えたほうが良いのでは?」と指摘し、一気に場の流れを変えることがあります。主語が「私」ではなく「私たち」になると、誠意がしっかり伝わりますよね。

ですが、成熟した〈勇敢さ〉の影響力は、こんなもんじゃありません。

問題を指摘するだけでなく、対話や改善が自然に起こる仕組みに改革していきます。一部には、澱のように既得権益を維持しようとするグループもありますが、それが大切な組織の衰退を招くのであれば、信念を貫いて徹底抗戦するほど。味方で良かったと思える人です。

もちろん、〈勇敢さ〉の原動力は「守りたい」なので、これほどのエネルギーを真摯に向けられる「愛するもの」を見つけることも大切です。リターンは大きいですが、リスクもわきまえておきましょう。

人間関係構築力 × 〈勇敢さ〉→ 勇気をもって、つながる

人とのつながりの中では、「私は嫌だと感じたけれど、それを伝えたら相手を嫌な気持ちにしてしまうかも」「ホンネを伝えたいけど、それで自分が傷つきたくない」といった恐れが強く現れます。

人間関係構築力の高い〈勇敢さ〉さんなら、たとえば、声を荒げる同僚に「その言い方だと責められるように聞こえるから、落ち着いて話してほしい」と率直に伝えたり、チームが手を焼いている相手に自ら声をかけにいったりすることがあります。つながることをあきらめない勇気があると言えるでしょう。

基本的に優しいですが、他者との心理的境界線を確立していることが多いために、依存的な態度に流されません。信念が軸にあり、相手を一人の人間と認めて誠実なつきあいをします。だからこそ、相手も心を開いてくれるのですよね。

戦略的思考力 × 〈勇敢さ〉→ 胆力で、可能性を見出す

恐れに立ち向かって行動するのが〈勇敢さ〉の特徴ですが、戦略的思考力が高いと「いま動くのが一番危険」という局面で発揮されることがあります。焦らず、安易な答えに飛びつかず、冷静さを保って的確な判断や行動ができる、平常心を失わない力とも言えるでしょう。

たとえば、トラブル対応中に全員が慌てているとき、感情に流されることなく「今いちど事実を整理しよう」と呼びかける。重要な判断を前にしても、安易な選択に逃げず、必要な情報を淡々と集めてから決断する。守るべきものが何であれ、攻守のポイントを戦略的に見極めて行動するためには、プレッシャーに負けない精神力を必要とします。

動じることなく知的なリーダーシップを発揮する姿は、とても頼もしい存在です。カッコヨ!

〈勇敢さ(Bravery)〉が1位の方へ

ダイの大冒険を読もう!!ドラクエ外伝としての勇者の話かと思いきや、臆病な魔法使いポップが勇気を手にするアツい物語です。勇者の話なら今連載している勇者アバンと獄炎の魔王がオススメです。〈勇敢さ〉さんには刺さるセリフがどんどん出てきますよ。あとは葬送のフリーレンのアイゼンやシュタルクは。めちゃくちゃ強いんですが震えを自覚してるんですよね。勇敢ですね(公私混同推し活早口)

……さて。VIAの〈勇敢さ〉って「怖がらない」のではなく「怖くても、重要なものを守るために一歩踏み出す強さを持っている」だとおわかりいただけたかと思います。あまり見せないだけで、本当は怖いんですよ。

ただ、この「強さ」は「怒り」と紙一重。不正を見るとアドレナリンやノルアドレナリンがドバッと出て、身体が「闘争 or 逃走のモード」になります。生理的にはごく自然な反応なので、時々暴走しちゃうのもまあ、当然といえば当然です。ストレス状態に移行しやすいですから。

大事なのは、このエネルギーを「攻撃」じゃなくて「守る」ために使うことですよね。守りたい人や価値観を意識した〈勇敢さ〉は、誠実な覚悟に変わります。怒りを整えて冷静に動く勇気こそ、信念に基づく行動の原動力になります。

時々「自分は何を守りたいんだっけ?」と、振り返ってみてください。それがハッキリしていれば、〈勇敢さ〉のエネルギーは暴走することなく、意志となります。疲れを蓄積する前に、自分の心身を守ることも大切ですしね。

守るものがイマイチわからなければ、クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)と合わせて、コーチングを受けに来てみてください。何を大切にして何を守りたいのか、しっかり見えてきますよ。もしかしたら、今はまだ手に入れていないかもしれませんしね。

\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /

勇敢さ(Bravery)の特徴と活かし方|VIAの性格診断24の強み

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著者

話しているとゴキゲンになれるメンタルマネジメントの人。ストレングスファインダー®を扱うGallup認定ストレングスコーチです。心理学はエリック・バーンの交流分析とカール・ロジャーズの傾聴が大好き。WordPressの勉強会やサイト制作、ウェブマーケティング支援など、ウェブ方面でも色々とやっています。登壇は楽しく役立ちわかりやすく、がモットー。

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