誠実さ(Honesty)の特徴と活かし方|VIAの性格診断24の強み

はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチのコスギです。

今回は VIA性格診断の「勇気(Courage)」カテゴリーに属する強み、〈誠実さ(Honesty:オネスティ)の紹介です。この強みは、クリフトンストレングスでは人間関係構築力と実行力の両方がダントツで高い方に、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

英語の「Honesty」は、ラテン語の「honestas」(名誉・品位)に由来しています。もともとは「人前で恥ずかしくない自分でいること」という言葉らしく。「嘘をつかない」よりもずっと広い概念で、自分の内面と外面を一致させて生きようとする姿勢そのものを指しています。“Honesty is the best policy(正直は最善の策)” ということわざどおりの生き方ですね。

VIA 性格診断は「あなたの価値観を日常の行動でどう活かせるか」を示し、「自分らしいふるまい」を見つけやすくなる無料で受けられる性格診断ツールです。ここでいう「性格」とは、より善く生きるために伸ばせる「性格的な強み(Character Strengths)=徳性」 を指します。なお、以下はコスギが自らの学習がてら日本語でまとめたものです。一次情報は必ず公式ページ(英語)を参照してください。有償のフルレポート($49)もオススメです。

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誠実さ(Honesty)の特徴と活かし方|VIAの性格診断24の強み

〈誠実さ〉のモチーフは、手鏡。画像はデカイのでアレですが、いつでも自分に向き合うという点で「手鏡」なのかもしれません。良いところも悪いところも向き合う姿勢を表しているようです。

〈誠実さ(Honesty)〉を3行で

  • 〈誠実さ〉は「嘘をつかない」だけでなく、自分の内面と外面を一致させようとする強み
  • 「正直すぎて傷つける」と「本音を飲み込む」の間で勇気を持つと「真摯さによって信頼される」がある
  • ありのままでいようとするその姿勢が、周囲に「ここでは自分に正直でいてもいい」と安心感を生んでいる
目次

〈誠実さ(Honesty)〉とは

VIA性格診断の「勇気(Courage)」カテゴリーに属する徳性で、自分の感情・価値観・行動に対して一貫性を持ち、ありのままの自分として生きようとする性格的な強み(徳性)です。

単なる「正直者」というだけでなく、他者に対して率直であると同時に、自分自身に対しても正直であること。「自分の内面と外面にズレがない状態を大切にするあり方」です。Honesty は、英語圏では Authenticity(自分らしさ)とほぼ同義で扱われているようなので、強みとしては「正直さ」と「自己一致」の両面を含んでいるのでしょうね。

〈誠実さ〉が「勇気」の美徳に分類されているのは、真実を語り、自分を偽らないことには勇気が伴うから。自分の多面性を認めることは、カンタンにできることじゃないんですよ。それにしても勇気の美徳は人間としてのカッコよさがハンパないですな……

〈誠実さ〉は仕事でどのように役立ちますか?

〈誠実さ〉さんがチームにいると、見て見ぬふりをしない姿勢が組織全体の透明性を高めてくれるので、情報がオープンに行き交い、問題が早期に表面化しやすくなります。問題は大きくなる前に解決するのが一番ですから。

  • 報告や相談の場で事実を曲げずに伝え、正確な情報共有を実現する
  • ミスが起きたとき、隠さず早い段階で報告し、チームの初動を速める
  • 立場や利害に左右されず、公平なフィードバックを提供する
  • 言っていることとやっていることが一致している(言行一致)姿勢で、信頼を得る

〈誠実さ〉は家庭でどのように役立ちますか?

飾らない自分でいられる関係が、安心感や絆を深めます。家庭は本来、ありのままの自分でいてもいい場所。〈誠実さ〉さんの素直さが日常に根づくことで、家庭に「ここでは本音を言ってもいい」という安心感が育ちます。透明感のある居場所をつくれる強みは、なかなかないかもしれませんね。

  • 自分の気持ちや考えを素直に言葉にして、家族との対話を深める
  • 子どもに対して、わからないことは「わからない」と正直に伝え、一緒に調べる
  • パートナーとの意見の違いを隠さず、率直に話し合うことで理解を深める
  • 約束を守り、言行一致の姿勢を示すことで、パートナーとの信頼を積み重ねる

正直すぎて人を傷つけてしまうのですが、それも「誠実さ」ですか?

「brutal honesty(残酷な率直さ)」という言葉があります。日本語なら「歯に衣着せぬ物言い」といった慣用句ですかね。

〈誠実さ〉さんは、伝え方に思いやりを込めつつも本質を曲げないバランスを自然にとっていることが多いです。自分を正当化して相手を攻撃するための正直さではなく、自分を偽らないという内面の一貫性が核にあるためなんでしょう。

もし「正直に言ったら傷つけてしまった」と感じるなら、それは伝え方の工夫(スキルのトレーニング)で改善できる部分です。他の強みと組み合わせてみても良いかもしれません。

「何を言うか」だけでなく「どう言うか」も〈誠実さ〉の一部ですが、もし容赦のない言葉だとしても、信頼関係が確立している相手にとっては本質を突いた言葉になることもありますから、まずは「どんな関係になりたいのか」を真摯に問うてみては。

ホンネを言うのが苦手なのに、「誠実さ」が上位に出たんですが……?

もしかしたら、葛藤が起きているかもしれません。

〈誠実さ〉の本質は、自分の内面と外面の行動のズレに敏感であること。そして、そのズレを感じたときに居心地の悪さを覚えること自体が、〈誠実さ〉の証拠です。「ホンネを主張すること」とは限りません。

ホンネを言えない場面があったとしても、自分に嘘をつくことに抵抗を感じているなら、この強みは機能しています。表現の仕方は人それぞれですから、一貫した行動で示す誠実さも、〈誠実さ〉。

あとは内面の違和感をどのように表現し、ふるまうかですね。これも他の強みを使ったり、スキルとして調整できます。

〈誠実さ〉が低いのですが、高めることはできますか?

できます。まずは「自分の本当の気持ち」に気づくところからです。

鏡のような強みなので、目を背けていたホンネに向き合うことで、この強みは伸ばせます。「いやー……それはちょっとしんどいな」と感じるかもしれません。「勇気」の美徳ですからね。

できることからでいいんです。「本当はどう思っているのだろう?」と自分に問いかけてみたり「事実と本心」を書き出してみたり。信頼できる相手に「実は」「うまく言えないかもしれないけど」と前置きして、ホンネを伝えてみるのもいいかもしれません。

ちなみに、「ホンネを出しているけれど、〈誠実さ〉は低いまま」ということもあると思います。これは事実でも「とはいってもケースバイケースだよね」と思うところがあるのなら、他の美徳、たとえば知恵(Wisdom)が高めのこともあるのではないでしょうか。

〈誠実さ〉は、「ケースバイケースであると頭ではわかっているけれど、心では言動に一貫性を持ちたい」という価値観なんですよね。その心、つまり価値観に則った行動が大切になります。だから無理に高めようとする必要もないんですよ。

VIA診断を受け直したら、〈誠実さ〉が上がりました/下がりました

その変化の時期に、何が起きていたのかを振り返ってみましょう。

自分の意見を率直に伝えられる環境にいるときや、ホンネで向き合える人間関係の中にいるときには上がりやすく、周囲に合わせることが多い環境では下がることもあります。

自分の中や他者との関係性における透明性の高さに比例しますが、〈誠実さ〉が低い=悪いというわけではないですからね。

〈誠実さ(Honesty)〉の長所と短所

VIAの〈誠実さ(Honesty)〉の長所と短所

〈誠実さ〉を善用すると長所になる

公式では、VIA の強み(徳性)を適切に発揮することを「最適な使い方(Optimal-Use)」と表現していますが、そのバランスの良さから「Golden Mean」として「黄金律」「中庸」と呼ばれたりもします。カエルコムニスではこれを「善用」と呼称することにしています。「悪用」の反対=「善いことのために用いる」ということですね。つまり「イイカンジに使う」です。

自分が〈誠実さ〉を善用しているとき=「自分を偽らず、ありのままの自分で周囲と関わり、信頼を築けているとき」を振り返ってみましょう。

  • 自分の意見や気持ちを、場に合った形で正直に伝えている
  • 言っていることと行動が一致していて、周囲から「裏表がない人」と感じられている
  • ミスや不十分な点を隠さずに共有し、改善につなげている
  • 自分の価値観に反することには、穏やかでも明確に「違う」と伝えられている
  • 相手にとって耳の痛いことでも、思いやりを持ちつつ本質を伝えている
  • 自分自身の感情や動機に気づき、それを無視せずに受け止めている ……など

それぞれの文章には、ちょっと「うっ……」と心が重くなる瞬間が入っている感じ、わかるでしょうか。〈誠実さ〉は、その重くなった心の違和感を放置することなく、一歩前に出る強みなんです。

私の〈誠実さ〉は、10年前(2016年頃)の7位が上位で、そこからはずっと低く(18〜21)なっています。検証回数が8回くらいしかないので断定はできませんが、〈誠実さ〉の変化と似ているのが〈自律心〉で、逆の変化をしているのが〈大局観〉なんですよね。つまり私は広い視野を持ち変化することを選んだことで、ある意味、言行一致するようになったといえそうです。

2016年というと、ちょうど個人事業主として起業3年後くらいの、これまでの動き方を見直して逆張りしていた、結構大変な時期だったように思います。あと、自分を責めていたことも多かったような。その後の傾向を見ても、自分には合わない価値観で無理をしていたのかもしれませんね。

〈誠実さ〉が暴走すると短所になる

公式では、VIA の強み(徳性)を使いすぎることをそのまま「使いすぎ(Overuse)」と表現していますが、カエルコムニスではこれを「暴走」と呼称しています。

〈誠実さ〉が暴走して制御を失うと、「乱用」して相手を傷つけてしまうこと、「誤用」して場にそぐわない率直さで衝突しやすくなってしまいます。

乱用:強みを目的以上に、過度に発揮してしまう例

  • 相手の状況や感情を考慮せず、思ったことをそのまま伝えて関係を損ねてしまう
  • 自分の正しさに確信を持ちすぎて、異なる意見を受け入れられなくなる
  • 「正直でいること」自体が目的化し、あえて厳しい言い方を選んでしまう

誤用:強みが効果的でない場面で使ってしまう例

  • 相手が求めているのは共感なのに、「事実」を突きつけてしまう
  • 組織やチームの段階的なプロセスを無視して、いきなり核心を突こうとする
  • 「嘘をつきたくない」という気持ちから、言わなくてもよいことまで開示してしまう

「正直に言っているのに、なぜか関係がぎくしゃくする……そんなつもりはないのに……」と感じたら、まずはそこに気づいたことが大切です。正直であることと誠実であることは、イコールとは限らないんですよね。「誠実さとはなにか」を改めて捉え直し、伝え方やタイミングを振り返ってみるチャンスです。

〈誠実さ〉を沈黙させず(暴走もさせず)に活かすには

公式では、VIA の強み(徳性)を使えていないことを「全然使えていない(Underuse)」と表現していますが、カエルコムニスではこれを「沈黙」と呼称しています。

「本当はこう思っているけど、言わないほうが丸く収まるし」「自分の意見を言ったら面倒なことになるかも」と、ホンネを飲み込むことが続いているなら、沈黙のサインかもしれません。

〈誠実さ〉を活かすには、まず「自分に対して正直でいること」。そして、それを少しずつ外に表現していくこと。一気に出すと暴走しかねないので、まずは話を聴いてくれる人に愚痴ってガス抜きしたあと、冷静に、自己一致した本来の自分を取り戻しましょう。

  • 信頼できる相手に、ホンネを聴いてもらう → 安全な場所から始める
  • 日記やメモに誠実さの定義を記し、「今日の本心」を書き出す → 自分との対話を習慣にする
  • 「何でもいい」と言いそうになったとき、自分の本当の希望を考えてみる → 小さな自己表現を積む
  • 違和感を覚えたことを、その日のうちに言葉にしてみる → 感覚を言語化する練習
  • 「自分らしくいられた瞬間」を振り返り、どんな条件だったかを確認する → 誠実さが発揮しやすい環境を知る

VIAは価値観に基づく行動を重視する考え方なので、誠実に〈誠実さ〉を活かせるといいですよね。私のように実は低くていいというケースもあるので、どうしてもしんどいなら数カ月後に受け直してみるといいですよ。

〈誠実さ(Honesty)〉と似ている強みの違いと掛け合わせ

〈誠実さ〉に似ている強みを挙げるとしたら……(かなり直感的な選択ですが)「人間性」カテゴリーの〈親切心(Kindness)〉と、「節制」カテゴリーの〈謙虚さ(Humility)〉を選んでみました。どこか重なりそうな印象、ありません?

VIAの〈誠実さ(Honesty)〉と似ている強み

そもそも美徳のカテゴリーが異なるので、そのあたりから違いをみてみましょう。

〈誠実さ〉×〈親切心(Kindness)〉

〈親切心〉は、広く他者の幸福を願って積極的に手を差し伸べる、人間性(Humanity)カテゴリーに属する強みです。

〈誠実さ〉が「偽りなく真実を伝える」力であるのに対し、〈親切心〉は「相手のために手を差し伸べる」力です。どちらも他者との関わりに誠意がありますが、誠実さは真実を通じて信頼を築き、親切心は支援を通じて安心を生みます。「真実」と「支援」のどちらを重視するかで、この違いが生まれているわけですね。

この2つを掛け合わせると、相手に耳の痛いことを伝えるときにも、思いやりを添えて本質を曲げずに届けられる力になります。〈誠実さ〉が「何を言うか」を定め、〈親切心〉が「どう届けるか」を補います。

ただし、〈親切心〉が強く働きすぎると「傷つけたくない」気持ちから本音を飲み込みがちに、逆に〈誠実さ〉が先行しすぎると配慮が足りなくなることも。伝える内容と伝え方のバランスを意識すると、両方の強みがうまく活きます。いうても、理屈では正しいとわかってても迷うのが、この2つを持っている人なんじゃないかと思います。自然なことなんでまず自分を責めなくていいんですよ。

〈誠実さ〉×〈謙虚さ(Humility)〉

〈謙虚さ〉は、自分の功績や能力を過度に主張しない控えめさの強みです。節制(Temperance)カテゴリーに属しています。

似たような言葉なんですが、実は方向性が異なります。〈謙虚さ〉が「引く」方向、つまり自分を前に出さない姿勢であるのに対し、〈誠実さ〉は「さらけ出す」方向、ありのままを表現する積極的な姿勢です。もしかしたら「どちらも地味な強み」と感じるかもしれませんが、この姿勢がものすごく強いという点では、信頼の土台になる強力な価値観です。

この2つを掛け合わせると、虚勢を張ることも卑下することもなく、等身大の自分を見せられる自然体なあり方になります。これができるのはもう、安定と信頼を支えるシゴデキの境地ですYO

ただし、両方が強く出すぎると、自分の成果を正当に伝える場面で遠慮してしまったり、逆に正当化して言い過ぎてしまったりすることがあります。誠実であるためにも、冷静さを取り戻せるような条件をあらかじめ持っておくといいですね。

クリフトンストレングスと掛け合わせてみる

VIA 診断は Being(あり方)、クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)は Doing(やり方)なので、自分らしいあり方のために、自分らしいやり方を見つけるためのヒントになります。

資質とかけ合わせる際は、VIA の強みで自分らしいあり方のキーワードを定めておくと行動しやすくなります。たとえば〈誠実さ〉を「言行一致」「自分を偽らない」「ホンネで生きる」などのようにして、クリフトンストレングスの領域(ドメイン)との掛け合わせてみましょう。ここでは〈誠実さ〉を「真実を貫く」としてみます。

〈誠実さ〉とストレングスファインダー(クリフトンストレングス)との掛け合わせ

実行力 × 〈誠実さ〉→ 真実を貫くやり抜く力

実行力は、計画を進めて成果を出す力です。〈誠実さ〉と結びつくと、自分の言葉に責任を持ち、言ったことを行動で示していくチカラになります。「やります!」と口にしたことは本当にやる。〈責任感〉や〈信念〉の資質が高い方も多いことが想定されますし、言行一致を積み重ねているのではないでしょうか。

たとえば、問題の起きているプロジェクトの進捗報告。つい、うまくいっていることだけを伝えたくなりますが、〈誠実さ〉さんはしっかりと事実を伝え、正直に課題を共有します。ごまかさず、実態に基づいた計画を立てるからこそ、途中で破綻しにくい着実な進め方ができます。結果として「この人が出す報告や数字は信用できる」と周囲から評価され、重要な仕事を任されやすくなります。

もし、その実直さが不器用なまま誤解されてしまうことがあるなら、まずはその価値を客観的に見てくれる人に話を聴いてもらいましょう。そして、暴走や沈黙させる前に善用のトレーニングをしてみてください。

影響力 × 〈誠実さ〉→ 真実を貫く発信力

影響力は、人を巻き込み、動かす力です。〈誠実さ〉と合わさると、飾らない言葉と一貫した姿勢で人の心を動かす力になります。ホンネを語ることで信頼を得ていくタイプと言えるかもしれません。

たとえば、チームに新しい方向性を提案するとき、メリットだけでなくリスクや課題も正直に伝えるなど。「良いこと」ではなく「本当のこと」を言ってくれる人だからこそ、チームは納得してその提案を受け入れやすくなります。過去の失敗や迷いも率直に共有することで、「この人は信用できる」という共感が生まれ、自然と賛同者が増えていきます。人は強みで頼られ、弱さで愛されますからね。

ときには正論を突きつけることがあるかもしれませんが、その嘘のないまっすぐさに心を動かされる方も多いでしょう。保身ではなく、本心で。さらけ出すことのリスクを成長の足場にできるのが影響力さんですからね。

人間関係構築力 × 〈誠実さ〉→ 真実を貫く信頼構築

人間関係構築力は、信頼を築き、協力を育む力です。〈誠実さ〉と結びつくと、裏表のない関わり方で深い信頼関係を育てていく力になります。表面的な社交ではなく、本音で向き合うからこそ生まれる絆を大切にする方。

たとえば、チームのメンバーが困っているとき、表面的な励ましではなく「正直に言うと、ここが課題だと思う。だから、一緒に考えよう」と、さっと隣に座る。耳の痛いことを言いっぱなしで終わるのは気持ちが悪いから、一緒に乗り越えていくことを選ぶんですよね。だから相手も、安心して本当の気持ちを言葉にできるようになります。

そうするとお互いに弱音を聴き合って、お互いで補完しあって、時にはぶつかることがあっても、冷静になればちゃんと頭を下げて、本心を共有できる。時間はかかるかもしれませんが、そんなステキなチームを目指せるんですよ。

戦略的思考力 × 〈誠実さ〉→ 真実を貫く判断軸

戦略的思考力は、可能性を広げ、方向性を描く力です。〈誠実さ〉と合わせると、事実に基づいて考え、自分の価値観で判断するブレない思考軸になります。周囲の期待や空気に流されず、客観的事実から物事を整理して考える姿勢ですね。

たとえば、複数の選択肢を検討するとき、都合のいいデータだけでなく、不都合なデータにも向き合います。短期的な利益よりも、長期的に見て誠実な判断をします。人は弱い生き物なので、つい「こうあってほしい」という願望を正当化するようなデータで説得しがちですが、それを誠実と言えるかどうかを、常に問いかけているのが〈誠実さ〉さん。

不都合な事実は、耳が痛いです。それでも真摯に下した決断は、「当時は反発もあったけれど、あのとき勇気を持って進んで良かった」と、あとから評価されるもの。持ち前の広い視野で、未来をつくりましょ。

〈誠実さ(Honesty)〉が1位の方へ

改めて〈誠実さ〉って、「人間性」や「節制」ではなく「勇気」の美徳なんですよね、という話。

〈誠実さ〉さんは、常に小さな矛盾に違和感を覚え「これは自分に正直だろうか」と問い続けているのではないかと思います。「嘘をつくくらいなら黙っていたい」「自分を偽ってまで場に合わせるのは苦しい」といった、内面と外面のズレにとても敏感と言われていますし。

それがズレたままだと、正直さが裏目に出やすいんじゃないでしょうか。ホンネを抑えたほうがうまくいく場面で居心地の悪さを感じたり、率直に伝えたつもりが相手を傷つけてしまったと後悔したり。「もう少し器用にやれたらいいのに」と思ったこともあるかもしれません。自分に正直であろうとするからこそ、周囲との摩擦を抱えやすいというジレンマもあるでしょう。

でも〈誠実さ〉は、ただの堅苦しい道徳観ではないんです。「自分らしくありたい」「裏表のない関係を築きたい」という自然な願いから生まれている強みなんです。

この強みが「勇気」に分類されているのは、ありのままであるためには、勇気がいるから。

だから〈誠実さ〉さんは日々、自分をまっすぐにし続けているんです。相手への伝え方に悩むことがあっても、驚くほど透明な軸があるからこそ、テクニックでは手に入らない、深い信頼関係を築いていけるんです。それは情熱とか、素朴さとか、本当は怖いけど進みたいとか、実はとても寂しいとか、そういう本心にまっすぐな姿勢で行動する姿勢を大事にしたいんですよね。

〈誠実さ〉さんの、真摯に相手に関わる姿勢は、相手に「ここでは本当のことを言っていいんだ」という安心感を生みます。偽りのない関わり方を大切にする存在が、チームや家族にとって安心できる居場所をつくります。その影響は、あなたが思っている以上に大きいんですよ。

もし〈誠実さ〉の強みが沈黙していたり、暴走していると感じたら、自分に向き合う時間をつくってください。私はそのお手伝いをできますので、あなたの〈誠実さ〉を聴かせてくださいね。

\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /

誠実さ(Honesty)の特徴と活かし方|VIAの性格診断24の強み

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著者

ストレングスファインダー®を扱う Gallup 認定ストレングスコーチです。ウェブ屋でもあり、AI 活用推進派。
あなたとチームのサードパートナーでありたい。

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