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有利になるかどうかは企業次第です。自己研鑽を怠っていないという意識を買われる可能性はありますが、ストレングスファインダーを知らない会社も多い中で、直接的に有利になるとは言えませんよね。
そもそも、診断してわかることは「誰にでもある才能(可能性)」であって、企業としては「どのように強み(能力)を発揮できているのか」を知りたいわけです。
ですから、ストレングスファインダーを導入している企業の方が「その資質をどのように活かしているのか(どれだけ成熟しているのか)」を重視するため、理解が浅ければ逆に不利になることも否めません。
資質名は使わず、資質が示す行動特性を自分の具体例で語ることができれば、再現性のある強みが伝わります。そこまで深めてみてください。
ストレングスファインダーは適職診断ではないため「この業界が良い」「この仕事に向いている」などを断言できるものではありません。基本的には、ご自身のこれまで培ってきたスキルや能力をベースにして考えるほうが自然です。
とはいえ、ストレングスファインダーは「どんな仕事でも、あなたらしく成功する方法」を教えてくれるツールですから、適職を考える強力なヒントにはなります。
これらから深めてみると、見えてくるものがあるかもしれません。
なお、厚生労働省が提供している無料で使える適職探索ツール「job tag(じょぶたぐ)」もあるので、以下の記事も参考にしてください。知らない業種を知れることも大きいですね。
「才能」を「強み」として語れるようにすると活かしやすいです。現在のキャリア段階に応じて、戦略的に活用しましょう。たとえば、以下のような感じです。
上記を参考に、ストレングスコーチングを少なくとも3ヶ月は受けてみてください。まずはTOP5の強みを自分の言葉で語れることを目指しましょう。
あるとも言えますし、ないとも言えます。
経営者にメリットがあるとすれば、経営方針を客観的に見直せることが大きいです。ストレングスファインダーはビジネスにおけるパフォーマンスを出すことを想定しているツールでもあるので、成長する組織を目指すことができます。しかし、自分の上位資質を部下や社員に認めさせようとするのは誤った使い方としてデメリットとなります。
組織は、その組織をつくったリーダーの上位資質が色濃く発揮されます。同じ上位資質の価値観から優劣を判断しがち(評価につながりやすい)ですが、それは未熟な資質の暴走でしかありません。まずはそれを認識すべきです。
本来、従業員のストレングスファインダーの結果が評価対象になることはありません。
本人の強みを発揮できるように環境を整えることが経営者の仕事ですから、そのような環境でないなら、ストレングスファインダー以前の問題です。社会人にとって、職場は人生のほとんどを過ごす場所です。ご自身の才能をつぶされない環境を選んでいきましょう。