はい、ごめんください。Gallup認定ストレングスコーチのコスギです。
ストレングスファインダーを受けた方は、それぞれの資質の特徴をレポートなどで把握できていると思いますが、その中でも「欲求」にフォーカスしてまとめてみました。上位資質の持つ欲求は本人の価値観であり、生きる目的であり、モチベーションとなるものです。これらが満たされていると充実します。
資質の領域は、各資質が持つ欲求に基づいて分けられています。とはいえ、領域は明確に分かれているわけではなく、複数の領域の特徴を併せ持つ資質もあったり、他の上位資質の組み合わせに影響されることも多いです。当然、レッテル貼りによってそれ以上の理解を放棄するようなものでもありません。これらの欲求が刺激されることで、充実した行動につながるヒントにしてください。
※下記はGallup公式のものではなく、あくまでカエルコムニスとして主観的にまとめたものです。
領域 | 領域の欲求 | 資質 | 資質ごとの欲求 |
---|---|---|---|
戦略的思考力 | 考えたい | 学習欲 | 実践的に学びながら考えたい |
原点思考 | 過去に起きた事象から考えたい | ||
収集心 | 情報を集めて考えたい | ||
戦略性 | 全体像を知って考えたい | ||
着想 | 物事のつながりから考えたい | ||
内省 | 深く多面的に考えたい | ||
分析思考 | 根拠に基づいて本質的に考えたい | ||
未来志向 | この先にある未来から考えたい | ||
人間関係構築力 | 尊重したい | 運命思考 | すべてのつながりを尊重したい |
共感性 | 率直な気持ちを尊重したい | ||
個別化 | 目の前の人を精細に尊重したい | ||
親密性 | 信頼関係の絆を尊重したい | ||
成長促進 | 相手の可能性を尊重したい | ||
調和性 | その場の合意を尊重したい | ||
適応性 | 今ここにある流れを尊重したい | ||
包含 | 全員の存在を尊重したい | ||
ポジティブ | 情熱や勇気を尊重したい | ||
影響力 | 動かしたい | 活発性 | 始めることで状況を動かしたい |
競争性 | トップを取ることでシェアを動かしたい | ||
コミュニケーション | 語り伝えることで動かしたい | ||
最上志向 | より良い方向に動かしたい | ||
自我 | 名で評価を動かしたい | ||
自己確信 | 自分で決めて動きたい | ||
社交性 | 好意によって気持ちを動かしたい | ||
指令性 | 主導権によって状況を動かしたい | ||
実行力 | 成し遂げたい | アレンジ | 複数のことを同時進行で成し遂げたい |
回復志向 | 問題解決を成し遂げたい | ||
規律性 | 毎日のルーティンを成し遂げたい | ||
公平性 | 全員が迷うことなく成し遂げたい | ||
慎重さ | 確実にミスなく成し遂げたい | ||
信念 | 社会のために言行一致で成し遂げたい | ||
責任感 | 約束したことは最後まで成し遂げたい | ||
達成欲 | たくさんのタスクを成し遂げたい | ||
目標志向 | 目標に向かって一直線に成し遂げたい |
眺めてみるとわかりますが、〈自己確信〉は影響力系の資質とはいえ、実はそれほど「周りを動かしたい」という欲求はありません。むしろ「自分で決める」ことを大切にしており、その姿が周囲への影響力として発揮されやすいため、やむなく影響力系の領域に入っている特徴があります。それだけ特殊な才能とも言えますね。
なお、(特に影響力系の資質は)資質を自分のために使っていると、上記の欲求はピンと来ないかもしれません。相手のため、チームのため、社会のため、と考え方を広げていくと、本来の強い欲求を適切に活用できます。
ストレングスファインダーの資質に職業の向き・不向きはありません。また、得意・不得意はあっても不可能はありません。あるのは「その人らしさが発揮されるやり方の違い」です。違いによって同業種の中でも差別化ができます。違いによってお互いに補完されます。
ぜひ上記の欲求を元に、自分やチームのモチベーションが発揮される環境をつくっていきましょう✧٩( ‘ω’ )و✧
その環境についても書きました↓
\ 一緒に資質を見直してみませんか? /