はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチの小杉です。
すべての人が持つ “才能” を見出して活用するためのツール「クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)」の34資質について、徹底的に解説しているシリーズ。今回は〈運命思考〉(うんめいしこう/Connectedness®)についてです。
〈運命思考〉は、時空を超えた感覚を持ち、つながりを活かす才能です。スピリチュアルっぽい才能に思われたり、「何の役に立つのかよくわからない(けどまあいいかと捉えるまでがセット)」と本人すらピンとこなかったりしますが、かなり万能な才能なんですよ。
- (すべてを受容し意味を見出すため)前向きな姿勢で落ち着いて話を聴いてくれる
- (つながりを大切にするため)下心なく必要な人を紹介してくれる
- (一体感を尊重するため)グループの橋渡し役になってくれる
こんな感じに頼れる〈運命思考〉さん。Gallup公式サイトはこちらです(英語)👇
ストレングスファインダーの〈運命思考〉とは?
〈運命思考〉さんは、すべてはつながっており、誰かに起きることは全体に影響を与えうるという感性の持ち主です。あらゆる出来事を必然的な「縁」と捉え、論理的な理由がなくても、自分が理解できなくても、“そういうこともあるんだね” と客観的事実として受け容れます。対人関係においても、関係ができたことに意味を見出すため、相手の存在を無条件に受容しパートナーシップを促進します。
〈運命思考〉は他者との関係をつくる人間関係構築力の資質に含まれます。「つながり」というキーワードでは〈着想〉もありますが、こちらは思考ベースでつながりが見える(だからアイディアがひらめく)もので、必ずしも人に当てはまるものではありません。しかし〈運命思考〉は、自分の存在が大きなものの一部であると感じられるため、自分と他者とが “縁” のようにつながっている感覚があります。この才能を他者とのつながりに活かせるのです。
ちなみに、実はストレングスファインダーの分類初期には〈信念〉と同じと考えられていたくらい、〈運命思考〉さんには「すべての人は互いに結びついている」という強固な価値観があります。ただし〈信念〉とは異なり、この価値観によって何かを成し遂げたいという強い欲求はありません。
〈運命思考〉さんにとって「人間は宇宙に比べたら大層ちっぽけなもの」という感覚が “普通” なのですが、以下のような宇宙の大きさがわかる動画を見ていただくと、なんとなく感覚がわかるかもしれません。ちなみに、2つの扇型はそれ以外の範囲を人類が地球から観測できていないため。というか、ここまで観測できているのか……
〈運命思考〉さんの口癖「すべて」「意味がある」
全体から部分を見て、部分を統合して全体にしたい〈運命思考〉さんは、「すべて」と口にすることが多いです。しかし100%完璧な「すべて」というより、「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」という逸話の示す「人間万事=世の中のあらゆる物事」という意味で、予測できないことも含めて「すべて」です。
また、他者とのつながりによる “思い” の「恩返し(Pay back)」や「恩送り(Pay forward)」は〈運命思考〉さんにとって当たり前にある感覚で、心から感謝の言葉を伝えることも多いです。巡り巡って自分や周囲の運を高めるのも、自分の行いで変わるためです。とはいえこれを自分のためにやっているというより、「そうしないと気持ちが悪いからやっている」という感覚です。
- 「今の状況にも、何かしらの意味があると思っています」(機会へのつながり)
- 「生きていれば、そういうこともありますよ」(あらゆる可能性の示唆)
- 「おかげさまで、うまくいきました。ありがとうございました」(思いの恩返し)
- 「その一面もありますが、すべてではないですよね」(全体的な視点)
- 「ここで学んだことは無駄にはなりません」(他の状況にも適用する)
良いことも悪いことも「何が起きていてもおかしくなかった」という感覚で受け止めます。だからこそ、無数の可能性から選ばれた事実を受け止めるのです。自分が命という奇跡を持って生まれた限り、そこには意味があるはずだから。
小さな羽虫は、何のために生きているのでしょうか。人類には、その存在理由が理解できない生物も少なくありませんが、彼らは実際に存在しています。そこには「意味」なんて人間の概念も及ばない何かがあるかもしれません。私たちは自我を持って生きて死ぬホモサピエンスという存在ですから、人としての生を送るしかないんですよね。終わりがあるからこそ、今の時間を悔いなく過ごしたいものです。
〈運命思考〉の感情的な特徴
34資質の中でもトップクラスの受容力を誇り、生きとし生けるものすべての存在を肯定する姿勢から、〈運命思考〉さんの持つ感情的な特徴は「無償の愛」といえます。穏やかな印象があるので、そばにいると安心感を得られることが多いです。山や海に行くとホッとするような感じに近いかもしれません。
そんな感じの〈運命思考〉さんなので、感情が大きく揺れ動くことがあっても「感情が動く」ことそのものを受け入れ、しなやかな柳の木のように戻ります。驚異的なレジリエンス(精神的回復力)があることも特徴ですね。深呼吸するだけで、たいていのことは落ち着いて考えることができます。
揺さぶられすぎて根無し草のようにフワフワすることもありますが、それを問題にしない場合もあるほど。地に足をつけたいと思ったときは、森や海岸を歩いたりして、自然の中に身を投じる〈運命思考〉さんが多いです。自然の風景が大好きで、好きな場所をZoomの背景にして使っていることも多いのでは。
自然は厳しさも持ち合わせているので、生と死の象徴でもあります。自然が大好きな〈運命思考〉さんにとって「生きていること」は「有り難し」こととして、起きたことに感謝するのが “普通” なのです。このような姿勢によって、平均的な幸福感も高いかもしれませんね。毎日が吉日。
〈運命思考〉さんの中には、金銭的価値を考えることが苦手な方もいるかもしれません。自分の影響力が世界に及ぶことを好まず、相手が決めたことに従属しやすい傾向もあります。ただ、他の資質まで消極的にする必要はないですし、金銭は悪ではありません。どのような意味を見出すのかは、〈運命思考〉さん次第です。
〈運命思考〉は、スピリチュアル?
〈運命思考〉の英名は「Connectedness(つながり)」で、「Spiritual」ではありません。つながる対象は、神秘的、霊的なものに限った話でもありません。これらに興味を持つかどうかは、ストレングスファインダーの資質よりも本人のスキルや環境によるところが大きいでしょう。実際に、タロット占いを得意とする方でも〈運命思考〉が高くはない方もいます。
さまざまなものとの有機的なつながりを大切にする〈運命思考〉は、思考の視座が柔軟に変わり、気持ちや意図の流れを想像でき、自分の行動が全体に及ぼす影響を感じられる才能です。これによって、他者との関係を築いてチームをつくり、チーム間の橋渡しをして組織を統合するなどの役割を果たせます。
時空を超えた考え方をする〈運命思考〉さんの感性は独特なため、「この感覚を持っている自分は、宇宙から選ばれた特別な存在なんだ」などといった優越感(自分が他者より優れているという主観的な認識による快感)を抱いて行動すると「スピリチュアルに傾倒している」と揶揄されることはあるかもしれません。
しかしほとんどの場合、〈運命思考〉さんは自分が突出することを好みません。ですから、むしろ別の資質が優越感を欲した結果、〈運命思考〉の特性が強化されたものと考えられます。
ストレングスファインダーは人の可能性を広げるものですから、不要な偏見で狭めてしまうことはもったいないことです。偏見を持つときは、解像度が低いときが多いですから、背景を明らかにして、長所として才能を発揮したいですね。
〈運命思考〉の才能を具体的に活かす
ストレングスファインダーで診断した〈運命思考〉の資質は、日本人なら「ご縁を活かす才能」というとわかりやすいですが、それだけではありません。
「Holistic(ホリスティック)」という言葉があります。
「holistic」は、「総合的な、全体論的な、統合的な」などの意味を持つ英単語である。この言葉は、人間の健康や幸福について考える際によく使われる。それ以外でも、多岐にわたる分野で用いることが可能である。この「holistic」という言葉は、あるものを単純に部分に分割して見るのではなく、全体として考えることを意味する。つまり、あるものを全体として捉え、その部分の相互作用や関係性を考慮しながら全体を理解しようとする思考のことである。
「ホリスティック」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
「全体的な」「統合的な」という意味の英単語ですが、医療分野で使われることが多いようです。ただ治療するのではなく、その人の生き方や価値観を尊重して健康状態を把握し、治療に当たる考え方ですね。〈運命思考〉さんは、この「ホリスティック感覚」を当たり前に持っていますから、どんな業務にも応用できますね。
全体として捉えると、具体性がぼやけてしまいがちということであれば、「どのように成すか(Doing)」より「どのように在るか(Being)」を大切にする特徴を活かしてみては。大きな世界の中で自らの在り方を定めるとブレなくなる(揺れても戻る免震構造)ため、具体的に動きやすくなりますよ。
〈運命思考〉の長所を磨いて強みにする
〈運命思考〉さんの長所は、「つながり」を直接的・能動的に活かす場合と、受動的・間接的に活かす場合とで分かれます。更にこれらを合わせた長所が発揮されるため、〈運命思考〉が「Connected」だということがよくわかります。以下に列挙したものは一部ですが、ストレングスファインダーの文脈なら、個人の資質同士をうまく融合させることもできるのではないでしょうか。
- チームメンバー間の橋渡し役となり、つながりを強化する。
- さまざまな人々や組織と効果的につながる能力を活かし、ネットワーキングに長けている。
- プロジェクトの各要素がどのように連携するかを理解し、効果的に管理する。
- チームや組織内での人々のつながりを深化させ、モチベーションを高める。
- 人間関係の問題に対して、俯瞰的で全体的な視点を提供する。
- イベントやデータの背後にあるつながりから、人々が理解しやすいストーリーを作る。
- 人々の個別のニーズやスキルと、チームや組織の目標とをつなげる。
- 他者の立場や背景を理解し、その人々が感じるつながりを共有する。
- 組織の各部門やプロジェクトのつながりを見つけ、それに基づいた戦略を提案する。
- 相手の話を傾聴し、相手を取り巻く環境とどのように関連しているかを見出す。
- 異文化間での共通点を見出し、コミュニケーションを促進する。
- 既存の知識やスキルと現状課題との間にあるつながりを明らかにし、新しい発見や学びにつなげる。
- 顧客のニーズと商品やサービスとのつながりを明らかにし、マーケティングやセールスに活かす。
- 既存のアイディアや技術をつなぎ、新しい状況や問題に対する革新的な解決策を提案する。
- 将来に与える影響とそれらがどう連動するかを考慮して決断する。
ビジネスは人と人とのコミュニケーションですから、そこに「つながり」を見つけたり、意味を見出したりすることで、さまざまなことができます。“分断されているものは統合できる” ので、新しい価値を生み出すこともできます。役割が分かれているものは、補完し合えますから。
こういった長所がありますが、表裏一体となる短所は先述のとおり、「浮世離れしすぎている」「主体性がない」「つかみどころがない」という印象を持たれるかもしれません。良くも悪くも「来る者は拒まず、去る者は追わず」の姿勢で、執着が薄いことも特徴です。逆に、全体との一体感が強すぎると相手との境界がわからなくなり、簡単に踏み越えてしまいます。
このように、他者との距離感がわからなくなると、他者との交流を怖れるようになります。そして「つながり」を見出す才能が自己完結してしまい、更に消極的になりやすく、せっかくの感性を閉じ込めてしまいます。才能にフタをしてしまっていることに、気づいていない場合もあるかもしれません。
〈運命思考〉さんは、自らの在り方を言語化しておくことが原動力になります。直接影響を与えるよりも、全体の一部としての在り方に則って行動することのほうが得意だからです。それが結果として、「超受容力を持ち合わせた他者貢献力」という強みになります。
〈運命思考〉さんの強みを引き出す声かけ
穏やかな〈運命思考〉さんの強みを引き出すなら、大局的な視点を借りることから始めると良いでしょう。本人の意見を絶対的に信頼するというよりは、「あなたの視点を参考にしたいから聞かせて」くらいの軽さで確認するのがオススメです。また、抽象的な回答だった場合には「このプロジェクトの一員として、もう少し具体的にお願いできますか?」などと深めてみたり、図に描いてもらったりするのも良いですよ。
- ◎◎さんは、この時代でどのように在りたいと思いますか?(在り方の言語化を促す)
- ◎◎さんはこの状況について、どんな意味があると感じますか?(別の側面からの視点を借りる)
- この問題によって、私たちが得られることは何だと思いますか?(ポジティブな意見を求める)
- チーム間の連携を強化したいと思っているんだけど、◎◎さんはどう思う?(つながりの思考を借りる)
- 私たちの活動によって、どのような影響を与えると思いますか?(大きな流れの視点を借りる)
〈運命思考〉の資質だけを見れば、具体的な言語化は得意ではないかもしれませんが、周りから求められることで「自分の才能に意味を見出してもらえている」と感じて対応できる柔軟性もあります。派閥のない中立な立場から橋渡し役として活躍してくれる頼もしさもあるので、「つなぎ役」をお願いしてみても良いでしょう。
目立った動きはしませんが、人と人とを有機的につないでくれる存在です。そのように動きながら全体を俯瞰する視野をチームに提供することで、一人ひとりのエルダーシップを刺激できるのも〈運命思考〉さんらしさですね。
運命思考と他の資質との組み合わせ
ストレングスファインダーには他にも多くの資質があります。〈共感性〉は、相手の気持ちを尊重して行動できる才能ですし、〈目標志向〉はゴールを決めて一直線に最短で達成する才能です。このような他の資質と〈運命思考〉が組み合わさると、目先の状況だけでなく高い視座からつながりを見つめて行動できるようになります。
〈運命思考〉と他の資質とが組み合わさった際にどんな相乗効果になるか、一例を挙げてみました。もちろん、組み合わせの発揮の仕方は他の資質や経験にも大きく左右されるため、参考にどうぞ。組み合わせを考える際には、各資質を表すワードを掛け算するとわかりやすいですよ。
- 運命思考 × 達成欲:タスクに取り組むことそのものに意味を見出し、継続的に活動する。
- 運命思考 × 活発性:人々とのつながりを即座につくり、社交的に行動する。
- 運命思考 × 適応性:さまざまな変化を大きな流れの一部として受容し、積極的に対応できる。
- 運命思考 × 分析思考:データや事実と人々との間につながりを見出し、未知は未知として受け入れる。
- 運命思考 × アレンジ:さまざまな要素や人々がどのように全体に影響するのかを把握する。
- 運命思考 × 信念:人としての生き方の根幹に関わるようなビジョンや目標を持って行動する。
- 運命思考 × 指令性:チームメンバー間のつながりを意識して主導するため、団結しやすい。
- 運命思考 × コミュニケーション:人々との深いつながりを、効果的に言葉で表現できる。
- 運命思考 × 競争性:ライバルとのつながりが全体への貢献につながることを理解している。
- 運命思考 × 公平性:全体的な視点で、利益がどのように還元され循環するのかを把握する。
- 運命思考 × 原点思考:遠い過去からのつながりを重んじ、現在と未来につなげる。
- 運命思考 × 慎重さ:リスクを総合的に評価し、全体への影響を慎重に考えて行動する。
- 運命思考 × 成長促進:個人やチームの成長に意味を見出し、困難を乗り越えるまで支援する。
- 運命思考 × 規律性:組織などの全体を意図して部分を最適化し、持続可能性を高める。
- 運命思考 × 共感性:人々の感情や期待に共感し、尊重しながら傾聴する。
- 運命思考 × 目標志向:個々の目標と全体の目標とのつながりを理解し、その達成に集中する。
- 運命思考 × 未来志向:超長期的なビジョンにつながるよう、現在の行動に意味を見出し行動する。
- 運命思考 × 調和性:矛盾や対立をスムーズに調和させることで、全体への影響を抑える。
- 運命思考 × 着想:あらゆるものにつながりを見出し、革新的なアイディアを創造する。
- 運命思考 × 包含 :全体の中にすでにある多様性を尊重し、包括する。
- 運命思考 × 個別化:個々の多様性に意味を見出して尊重し、全体につなげる。
- 運命思考 × 収集心:収集した情報と人との間につながりを見出し、更に必要な情報を調べる。
- 運命思考 × 内省:自分と他者、自分と世界とのつながりを深く考察する。
- 運命思考 × 学習欲:自らが学ぶことに大きな意味を感じ、自分や他者への貢献につなげる。
- 運命思考 × 最上志向:高い視座の「最善」に向かうため、より善い変化を起こす。
- 運命思考 × ポジティブ:人の喜びや情熱が全体に貢献することを知っており、自ら行動する。
- 運命思考 × 親密性:人間関係の深いつながりを尊重し、協業そのものに意味を見出す。
- 運命思考 × 責任感:個々の行動が全体に与える影響を深く理解し、約束を果たすよう行動する。
- 運命思考 × 回復志向:困難な状況でもポジティブな面を見つけ、あきらめることなく解決する。
- 運命思考 × 自己確信:自らの決断が全体への貢献につながることに確信を持って行動する。
- 運命思考 × 自我:自らの存在証明による活動で社会に貢献し、自己成長にもつなげる。
- 運命思考 × 戦略性:状況や選択肢が全体に与える影響を瞬時に評価し、効果的な計画を立てる。
- 運命思考 × 社交性:人々とのつながりを積極的に作り、雰囲気から全体に一体感をもたらす。
〈運命思考〉単体では、影響力系の資質と葛藤することもあるかもしれません(そのため、〈指令性〉や〈自我〉などと同時にTOP5に出現するのは非常にレアです)。ただ、「直接的な自分からの影響」を「自分の在り方からの貢献」と考えてみると、ストレスが軽減されるのではないでしょうか。
5位以内に〈運命思考〉を持っていたら、診断後に確認できるインサイトガイド(強みの洞察ガイド)を確認してみてください。あなたの他の上位資質との組み合わせも考慮した説明になっているため、参考にしやすいです。あまりピンと来ないと感じられても、今はその時ではないかもしれません。見直したいと思ったときに、読んでみてくださいね。
まとめ
ストレングスコーチの中でも「34資質の中でも一番解説に困る」と言われる〈運命思考〉ですが、強みのキーフレーズとしては「全体としての部分を考える視座からつながりを見つめる」「部分同士のつながりを見つけて全体に統合する」あたりでしょうか。このような能動的な活動をするためには、〈運命思考〉さん自身の在り方を明確にしておくことが大切です。揺れるけれども揺らがない何かを持っていて、その在り方を大切にするのは〈信念〉や〈自己確信〉にも共通します。
〈運命思考〉6位の私(コスギ)としては「人間万事塞翁が馬」の逸話が一番わかりやすいかなと思っています。目の前に起きたことは事実として受け止めつつ、何が起こっても不思議はないというスタイル。だからこそ、出会いを歓迎して、生まれた相互作用を喜びたい。
私自身、在り方を迷っている時期もありました。比較的、自分に矢印が向きやすいTOP5を恥ずかしく思っていたためです。しかし、今では「自分の情熱に従って楽しみ尽くすことで社会に貢献する」ことを自らの在り方にしています。〈着想〉〈戦略性〉〈最上志向〉〈ポジティブ〉〈活発性〉を持つ、私だからこそ。影響を与えたくないと感じていても、影響しちゃうのだからもうしょうがない。才能って、そういうことなんですよね。
また、「成功したくない」という壁にぶつかったとき、それが〈運命思考〉の恐れだったということにも気づきました。このときは自分にとっての「成功」を再定義して、自分のこだわりを磨きに磨いた結果、3時間という企業研修のスタイルができています。やはり、在り方に戻るのが一番。
いまいちフワフワしている感じをそろそろどうにかしたいと思われたら、ターニングポイントなのかもしれません。ストレングスコーチングで、一緒に見つめ直してみませんか?まあ、これもご縁なんですけどね。