はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチの小杉です。
個人の才能を200問くらいのアセスメントによって言語化し、最大限に活用するためのツール「クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)」の34資質について解説しているシリーズ。今回は〈分析思考〉(ぶんせきしこう/Analytical®)です。
その名前からしてデータに強そうな〈分析思考〉さんは、
- (根拠や意義を知りたいため)「それってなぜですか?」と理由を問う
- (何が起きているのかを知りたいため)原因と結果を詳細に把握する
- (根拠を大切にするため)データを見るだけでなく、その取得方法も確認する
こんな態度を取ることが多いです。Gallup公式サイトはこちら(英語)👇
ストレングスファインダーの〈分析思考〉とは?
〈分析思考〉さんは論理的に思考し、本質的な事実を明らかにし、信頼できるデータなど客観的な証拠に基づいた意思決定を行います。状況に影響を与えているすべての要因から、シンプルなパターンを見つけ出します。感情的になりにくく冷静な判断をするため、状況を整理するときにも活躍します。
細かく考えるために思考に時間がかかることが多いですが、根拠に納得したうえで行動しているので、その知見はとても信頼できます。感情よりも思考優位なため表情が見えず、人に無関心で冷たい印象を受けるかもしれませんが、〈分析思考〉さんは好き嫌いで物事を判断しません。事実という中立な姿勢から得られる思索は、私たちの視界の解像度を上げてくれます。
〈分析思考〉さんは「知りたい!」という欲求の強い戦略的思考力の資質の中でも、論理的思考(ロジカルシンキング)・批判的思考(クリティカルシンキング)を得意としています。客観的事実と付随する情報を照らし、証拠に基づいた冷静で適切な意思決定を行います。そのような情報が足りず、納得できないうちは行動することをためらう傾向もありますが、理由に納得できればスルリと動きます。
複雑な状況に一筋の光を照らしてくれる、とても頼れる存在です。
〈分析思考〉さんの口癖「なぜ?」
〈分析思考〉さんは、徹底的な事実確認のために証拠を集めます。感情的な理由を聞いても「AさんはBさんのことを良く思っていない」といったような事実として受け止めます。情報の因果関係を捉え、何が起きているのか緻密に現状把握します。まるで、ちょっとした事件現場のシーンを彷彿とさせますが、客観的事実を集めて冷静に判断するとこうなるんですよね。
- 「その情報源は、どこですか?」
- 「まず、そもそもの現状を把握しましょう」
- 「これがうまくいくことを裏づける根拠はなんですか?」
- 「AはBといえますが、その理由は3つあります」
- 「それをやる意味を教えてもらえませんか?」
物事を具体化する質問を淡々とおこなうスタイル。最後の質問は直球ですが、これは〈分析思考〉さんの行動を大きく左右する項目です。目的が明確なことはもちろん、「やる意味がわからない(説明できない)」ことは「やっても意味がない」ことですから、この考え方はとても重要なのでは。
また、〈分析思考〉さんはデータを大切にします。そのデータはただの数値ではなく、意味のある情報と捉えています。もちろん、そのデータがどのような意図を持って取得されたのかもふまえて考えます。統計の意図を見破ることも得意ですね(マスコミが絶対数を伝えていたら割合を、割合を伝えていたら絶対数を調べてみると面白いですよ)。
ちなみに、〈分析思考〉さんの「なぜ?」は「何が起きて現状に至ったのか?(どうしてこうなった)」を知りたいだけで、たいていの場合、相手を責める意図はありません。ただ、日常的に使われる「なぜ?」は「どうして私のことをわかろうとしてくれないの?ひどい!」という意図が入っていることが多いので、責められるように感じるのです。
先入観や偏見に惑わされず、真実のデータや事実に基づいて理解することを大切にしている〈分析思考〉さんのアプローチは、ベストセラーにもなった「ファクトフルネス」の書籍に書かれていることとかなり近いです。まだ読んでいなければ、〈分析思考〉さんの才能を磨けるヒントが満載なので、ぜひオススメしたい一冊です。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 #PR
人は感情的な生き物であるからこそ、データを正しく捉えることの重要性をわかりやすく解説されています。TEDでも発表されている内容も入っているので、気になる方は先に世界について無知にならないために(日本語字幕があります)を見ておくと雰囲気がわかりやすいのではないでしょうか。すごく楽しそうな様子が伝わってきます。
〈分析思考〉の感情的な特徴
先述のとおり、〈分析思考〉さんは感情よりも思考が優位なので、大抵の場合は冷静に物事を考えており、感情的な行動を取ることはほとんどありません。ですから、他者が突然怒ったり哀しんだりといった感情的な態度を取ると、行動の理由がわからず混乱する傾向が強いです。とにかく、筋が通っていることを好みます。
ですから〈分析思考〉さんは、ポジティブなときにもネガティブなときにも、その状況を説明しようとする傾向が強くなります。「◯◯できたから◎◎もできたね」や「△△だったから××が起きたんだ」などです。
喜びは具体的に認めるため相手を適切に育てる反面、怒りや悲しみに囚われると切れ味抜群の正論で殴るので、相手は反論できなくなります。ただ、それで〈分析思考〉さんの感情が落ち着くかというと、そうもいかないのが人間の性。〈責任感〉の解説記事でも紹介したように、正義中毒ならぬ正論中毒にならないよう注意が必要です。正しいことを伝えるにしても、わざわざ相手を傷つける伝え方を選ぶ必要はないはずですから。
とはいえ〈分析思考〉さんの場合、理由がわからないからモヤモヤするのであって、理由さえ納得できれば冷静になれるという特徴を活かせば、比較的、感情をコントロールしやすい才能です。交流分析の理論を学ぶの、オススメですよ!
「人間は感情を持っている生き物である」「人間は感情に行動を左右される(理屈だけでは動かない)」という事実を前提にすると、「相手の気持ちに配慮した伝え方のほうが行動をコントロールしやすい」という結論が導き出されるのではないでしょうか。そして人間である以上、ご自身の感情にも目を向けていただきたいと思っています。
〈分析思考〉さんは、メンドクサイ人?
客観的事実を語る姿勢がマウンティングに思われたり、正確さを気にするため神経質に思われたり、理由に目を向けるため気持ちを無視されたように思われたり、比較的誤解されやすい資質かもしれません。
たとえば、子どもから国語のテストの結果を伝えられた場合の反応を、一部の資質と比較して考えてみましょう。なお、目標は80点、学年平均は72点だったとします。
「この間の国語のテスト、83点だった!」
- 〈最上志向〉さん「目標は90点でもイケるんじゃない?ケアレスミスを直そう!」
- 〈回復志向〉さん「平均や目標を十分達成できたから、他の苦手な教科を復習しましょうか」
- 〈成長促進〉さん「すごい!がんばった結果だね!!この調子で次もがんばろう!!」
- 〈分析思考〉さん「3点プラスで目標を達成し、前回よりも6点アップでしたね。では、できた理由とできなかった理由を考えましょう」
「この間の国語のテスト、70点だった……」
- 〈最上志向〉さん「国語が平均以下だったか……。他の教科はどうだった?」
- 〈回復志向〉さん「あと3、4問で目標を達成できるから、まだあきらめる必要ないですよ」
- 〈成長促進〉さん「そっかー、残念だけどがんばってたから、次こそきっと大丈夫!!」
- 〈分析思考〉さん「目標まであと10点、前回よりも7点ダウンでしたね。では、できた理由とできなかった理由を考えましょう」
資質は単独で動くことはないので上記は極端な例ですが、これくらいの違いがあります。〈分析思考〉さんの場合は結果に一喜一憂するよりも、淡々と「なぜこの結果に至ったのかを明確にすれば、次につながる」と考えて行動しています。反応が大きく変わるとしたら、他の上位資質の影響です。
上記の例でいうと、目標を達成できずにネガティブな感情に飲み込まれやすい状況では、〈分析思考〉さんのように事実ベースで寄り添ってくれる相手がいると、冷静に判断できるようになります。これはとてもありがたいのではないでしょうか。泣いても笑っても結果は変わらないため、前を向いて取り組むしかないですし。
とは言っても、理詰めで問い詰めて正論で追い詰めてくる〈分析思考〉さんのメンドクサさは34資質の中でも群を抜きますが(笑・自覚している方は多いようです)、どの資質にもメンドクサイ側面はあるので、全体を見れば「おたがいさま」なんです。率直に理由を話せば理解してくれるので、話が通じる相手ですよ。
〈分析思考〉の才能を具体的に活かす
ストレングスファインダーの結果で言語化されるのは「才能(無意識の習慣)」であり、「強み(常に最高のパフォーマンスが発揮される)」ではありません。つまり、才能は「強みの種」なんですよね。〈分析思考〉は、「事実ベースで現状を把握して整理する才能」です。書籍「ファクトフルネス」を読むとよくわかるのですが、客観的事実をとおした視点は、さまざまな恩恵をもたらしてくれます。
現代の複雑な情報社会にはたくさんのデータがありますが、そのデータに溺れてしまうと本質を見失ってしまい、感情的な意思決定をしがちです。〈分析思考〉さんのように、焦らず冷静に現在地を分析してから意思決定や問題解決を進めることができるのは、とてもありがたい存在なのではないでしょうか。
では、具体的に長所を見ていきましょう。
〈分析思考〉の長所を磨いて強みにする
〈分析思考〉さんの長所は、クールに状況を見るその姿勢。たとえば、以下のように長所(一部)を発揮することがあります。ストレングスファインダーは適職診断ツールではないため職種は千差万別ですが、やはりデータを扱ったり、正確さを求められる業務が得意ですね。
- 複雑なデータを分析し、その中から有意義なパターンやインサイトを引き出す。
- 過去のプロジェクトの成果や失敗点を冷静にレビューし、次回への改善点を明確にする。
- 現状の課題を解決するための原因を洗い出し、対策を提案する。
- 客観的事実や信頼できるデータを基に、最も合理的な意思決定をおこなう。
- 市場の競合企業や製品の強みや弱みを詳細に調査・分析する。
- 提案された新しいアイディアや計画の実現性や効果を冷静に評価する。
- プロジェクトに関連するリスク要因を洗い出し、最小限に抑える策を計画する。
- 大きなタスクを小さなステップに分解し、効率的に進めるためのプロセスを設計する。
- 事実やデータに基づいた、明確で詳細な報告書を作成する。
- 統計や将来予測を基に、最も効果的な予算配分を計画する。
- 業界のトレンドや変動を分析し、適切な対応策を考える。
- 既存のプロセスや業務フローの非効率部分を特定し、最適化の提案をおこなう。
- 顧客からのフィードバックを収集し、有意義な意見や提案を抽出する。
- 育成の評価を定量的に評価し、促進・改善する提案をする。
- 顧客の購買履歴や行動データを分析し、効果的なマーケティング戦略を考える。
なによりも〈分析思考〉の才能は事実ベースで行動するため、他の上位資質に冷静さをもたらすことが特長です。本人の上位資質だけでなく、場にいると冷静さをもたらしてくれるので、議論が白熱した時にも「本当に考えるべきこと」に意識を向けさせてくれます。
〈内省〉同様に、〈分析思考〉も物事を深く掘り下げて考えるため、思考の時間を必要とします。〈内省〉は物事を多面的に見て複雑化したくさんの答えを見つける(単純から複雑を見つける)のに対し、〈分析思考〉は複雑化した物事に事由を見据えて一本筋を通します(複雑から単純を見つける)。両方の資質を兼ね備えている方は、普段からクリティカルシンキング(批判的思考)をしているため、盲点になりやすい視座からの示唆を得られる発言が多いです。
ただし、〈分析思考〉さんは共感することがとても苦手です。相手の感情を「そのまま感じる」のではなく「意味を理解しようとする」ために、思考が追いつかないことがあります。感情を刺激されるようなことも意味がわからず、サプライズされることも苦手です。反応がワンテンポ遅れることも珍しくありません。
とはいえ、普段から自分自身や他者のことをよく分析しているために、「そういうことをする人もいる」と理解はしています。それでも「苦手」と感じるのは、〈分析思考〉さんがAIではなく、生身の人間である証拠ですね。
〈分析思考〉さんの強みを引き出す声かけ
「さすがですね〜!」などの褒め言葉や、「とにかく困ってるんです……」など情に訴えるような声かけは、あまり響きません。「理由」と「依頼内容」を明確にしたほうが〈分析思考〉さんはスムーズに対応してくれます。
- 現状把握を行うために、どんなデータが必要だと思いますか?(思考過程を借りる)
- 問題が複雑なので、図に表してもらえますか?(論理的思考を借りる)
- 客観的事実から考えたいので、サポートをお願いできますか?(批判的思考を借りる)
- ◎◎のために項目を挙げましたが、見落としはありますか?(MECEな視点を借りる)
- トレンド予測のため、一緒に仮説を立ててもらえませんか?(仮説思考を借りる)
他にも、定量的・定性的に検証するための視点を借りたり、情報の粒度を一緒に整理したりすることもできます。いくら〈分析思考〉さんの感情に起伏が少ないといっても、サポートに感謝を伝えることは、人としてウレシイものです。率直に気持ちを伝えましょう。
また、特定のテーマに対して〈分析思考〉さんが発言する場合、さまざまな根拠を持っていることが多いです。もし発言の内容に感情がざわつくことがあっても、感情のままに拒否したり否定したりせず、そのように考えた根拠を共有してもらいましょう。そのうえで、言い方を工夫してほしいことを、理由を含めて伝えてください。
〈分析思考〉と他の資質との組み合わせ
ストレングスファインダーの他の資質、例えば〈学習欲〉は、学ぶプロセスそのものを楽しむ好奇心の才能です。〈ポジティブ〉は、太陽のように場を明るくする情熱的な才能です。このような他の資質と〈分析思考〉の戦略的思考力が組み合わさると、行動の前提に因果関係を見つめる視点が入ります。
ということで、他の資質と〈分析思考〉との組み合わせによって生じる変化の一例を挙げてみました。ただし、組み合わせの発揮の仕方は他の資質やスキル、経験にも大きく左右されます。特に〈分析思考〉は、納得するまで考えてから行動することが多く、思考に集中する時間を必要とします。そのため、他の資質が、先に出るか後に出るかでも印象は変わりますし、状況に納得できているときは他の資質が優先されることもあります。
たとえば、〈内省〉などの戦略的思考力とは同時に発揮されて思考に没頭していたり、〈社交性〉などの影響力とは人前に出る前後に強く発揮されていたりと、本当に千差万別。実際に発揮される状況は本人次第なので、事実ベースで考えるのであれば、やはり〈分析思考〉を上位に持つ方の言動や感覚を優先してください。資質を見て人を見ないのは、本末転倒ですもんね。
- 分析思考 × 達成欲:意義のある目的を達成するタスクを無駄なく効率的に進める。
- 分析思考 × 活発性:分析したデータから仮設を立て、迅速に検証サイクルを回す。
- 分析思考 × 適応性:予期せぬ自体でも冷静に原因を分析し、リスクを最小化する。
- 分析思考 × アレンジ:多岐にわたる情報を組み合わせ、全体を見極めてから効率的に行動する。
- 分析思考 × 信念:普遍的な価値観や倫理観に基づいて事実や情報を分析し、行動に移す。
- 分析思考 × 指令性:根拠の明確な方向性を示し、チームをリードしながら検証を促す。
- 分析思考 × コミュニケーション:分析結果や考えを明確に伝え、認識の統一を図る。
- 分析思考 × 競争性:他者や過去のデータとの比較を通じて、より高い結果を追求する。
- 分析思考 × 運命思考:検証できることには限界があると知りながら、納得解を探す。
- 分析思考 × 公平性:情報やデータを公正に評価し、安定的な継続のために検証を続ける。
- 分析思考 × 原点思考:過去に起きた根本原因や核心を見極めることで、複雑な現状を把握する。
- 分析思考 × 慎重さ:リスクを事前に詳細に分析し、慎重な判断や行動を取る。
- 分析思考 × 成長促進:相手の成果や課題を詳細に分析し、具体的に成長をサポートする。
- 分析思考 × 規律性:効率的な分析のためのプロセスやルーチンを確立し、それに従う。
- 分析思考 × 共感性:客観的事実を冷静に見つめつつ、他者の感情や立場に配慮して伝える。
- 分析思考 × 目標志向:定量的・定性的に明確な目標に向かって、最も効率的に行動する。
- 分析思考 × 未来志向:現在の状況やデータを分析し、未来の展望やビジョンに活かす。
- 分析思考 × 調和性:チーム内の意見に具体的な共通点を見出し、調和を取って進める。
- 分析思考 × 着想:データに基づいた新たな仮説を立て、それを検証して分析する。
- 分析思考 × 包含 :意義のある多様性を尊重し、メンバーそれぞれに具体的な役割を見出す。
- 分析思考 × 個別化:相手の独自性や特長を詳細に把握し、個別に対応する。
- 分析思考 × 収集心:幅広い情報や知識を収集し、それを分析の材料として活用する。
- 分析思考 × 内省:あらゆる物事について多面的に深慮し、納得してから行動する。
- 分析思考 × 学習欲:意義を感じられる新しい知識や技術を学び、行動して検証する。
- 分析思考 × 最上志向:明確な根拠のある最高の成果を目指すために分析し続ける。
- 分析思考 × ポジティブ:ポジティブな視点を持ちつつ、現状や問題を冷静に分析する。
- 分析思考 × 親密性:深い関係性を築きながら、相手の真のニーズを冷静に分析する。
- 分析思考 × 責任感:取り組む課題やプロジェクトに明確な目的を持ってまっとうする。
- 分析思考 × 回復志向:失敗や課題からの回復を目指すため、原因や改善点を詳細に分析する。
- 分析思考 × 自己確信:自らの価値観にデータ的な根拠を合わせ、納得感の高い決断を下す。
- 分析思考 × 自我:周囲からの評価に対して冷静に自己分析を行い、高い評価を目指して行動する。
- 分析思考 × 戦略性:明確な目的に対し、現状のデータや情報を分析して戦略を調整する。
- 分析思考 × 社交性:人々との交流を深めながら、相手を分析して関係を広げる。
こうして見ると、「分析」「冷静」「詳細」「明確」「納得感」あたりがキーワードとして散見されます。他の資質と組み合わさった際に、「一歩引いた感」が出るのかもしれませんね。
なお、ストレングスファインダーを受けると得られる結果のレポート集(PDF)にある「インサイト・ガイド(強みの洞察ガイド)」は、本人固有の資質の順序をふまえたTOP5について説明がなされています。同じ資質でも説明が若干異なるため、ご自身の〈分析思考〉についてさらに深めたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
私が〈分析思考〉さんのことを「魔法使い」だと思うのは、「ダイの大冒険」の影響が強いからだと思うのですが……
よく覚えとけ。魔法使いってのはつねにパーティーで一番クールでなけりゃならねえんだ。
ダイの大冒険
全員がカッカしてる時でも、ただ一人、氷のように冷静に戦況を見てなきゃいけねえ…
少なくともオレは、アバンと組んでた時にゃ、そうしてたぜ。
まさに〈分析思考〉さんは、冷静に現状を見据えています。クライアントを前にした時も現状把握を大切にしますし、緊急事態が起きた際にも、これから何を考えて動くべきかに意識を向けさせてくれます。その洞察力はチームの要にもなるほど頼れる存在です。
〈分析思考〉さんは批判的思考を持っているため、ストレングスファインダーなどの自己分析ツールを簡単に信じることはあまりない傾向もありますが、それが人間不信につながっているのなら、とてももったいない状況です。資質の話は一旦横に置いておき、今感じていることを徒然に話してみませんか。話すことで冷静さを取り戻し、状況を見つめやすくもなりますよ。
\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /