はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチの小杉です。
個人の固有の才能や資質を発見・強化するためのツール「クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)」の34資質のうち、今回は〈達成欲〉(たっせいよく/Achiever®)の徹底解説です。
〈達成欲〉は日々のタスクや課題を取り組むことに熱心な才能です。「スタミナ(体力)の才能」とも言われています。「欲」そのものの才能なので、日常的にバイタリティがあるのも特徴です。
- (具体的な成果を上げたいため)タスクリストを作って、終わったらチェックを付ける
- (休むことなく連続して働くため)次の目標にすぐに取り組む
- (達成感を得ることに大きな満足を感じるため)終わらないと落ち着かない
こんな態度を取ることが多いです。Gallup公式サイトはこちら(英語)👇
ストレングスファインダーの〈達成欲〉とは?
〈達成欲〉さんは一日に多くのことをこなせばこなすほど充実感を得る、スタミナの塊。大きなプロジェクトは小さなタスクに分割して目標達成までのチェックリストをつくり、駆り立てられるようにモリモリ終わらせていきます。自らの生産性を高めることに余念がなく、目標達成を支える勤勉な才能です。
このような特性から、〈達成欲〉さんは常に自分の能力や時間を最大限に活用しようとします。その結果、高い効率で仕事をこなすことができ、困難なタスクでも途中であきらめることなく最後まで取り組むことができます。また、目標を持っている場合、それに向かっての道のりがどんなに長くても、目標に続くタスクに集中するため、最後まで駆け抜けるエネルギーを持っています。
「目標を達成したい」といった完了欲求の強い実行力の資質の中でも、「より多くの結果を出すこと」にフォーカスしている点が挙げられます。単に動き続けるのではなく、具体的な成果や達成感を求めるのが〈達成欲〉さん。このため、日常の仕事やプロジェクトにおいても、計画的にタスクを進めることができ、目の前の課題を次々とクリアしていきます。
終わるまで最短距離で達成したい〈目標志向〉の傾向と似ていますが、〈達成欲〉はプロジェクトよりもタスク単位で「こなしていく」という感覚のほうが強く、1日で完了できることが目に見えて多いことに満足感を感じます。
たとえば「報告会に参加する」というシンプルな予定だけでも、
- 日程とアジェンダを確認する
- 報告資料をまとめておく
- 報告資料を上司に確認してもらう
- 上司からのフィードバックを元に修正しておく
- キーパーソンに報告内容を共有する
- キーパーソンから意見をもらっておく
といったタスクに分解して、すべて達成すれば「報告会に参加する」というタスクが充実するわけです。資質単体で言えば、質より量に思えますが、量によって質を高めているともいえます。
〈達成欲〉さんの口癖「よし、次は?」
〈達成欲〉さんは、日常における達成感やタスクの完了をとても重視しています。重視しているというか、終わらないと気持ちが悪いですし、何もしていないと時間を浪費している感覚になり、息が詰まって生きた心地がしません。それほど、〈達成欲〉さんにとってタスクに取り掛かって終わらせることは、呼吸と同じくらい大切なのです。
- 「よし終わった。次はこれをやろう」
- 「忙しいですが、大丈夫です!やります!」
- 「さて、あと少し。次はアレとコレをやればいいな」
- 「他にもやることある?」
- 「まだやってなければ巻き取りますよ」
〈達成欲〉さんは目の前の仕事に没頭するため、口癖らしい口癖には気づきにくいかもしれません。どちらかというと、TODOリストにチェックを入れて消しこんだり、やることを書いておいた付箋を取ったり、終わったタスクリストを見返した時に、脳汁が出るような快感を得ています。表情にはあまり出ていないんですけどね。
そのため、〈達成欲〉さんが「忙しい」と発言する時、ネガティブな意味合いよりも、活動的に何かを達成しているというポジティブな実感を伴います。忙しさは、〈達成欲〉さんにとって自分自身の存在価値を感じる証となっており、タスクの効率性や仕事のスピード以上に、その瞬間瞬間にどれだけ多くの事を達成できるかに情熱を燃やしています。
タスクの完了はその日の過ごし方や時間の価値を確認する指標になりますから、もしTODOリストを捨ててしまっている〈達成欲〉さんがいたら、ぜひ取っておいて、たまに見返してみてください。「これだけやってきたんだ」と感じられ、次のタスクに取り掛かる原動力になります。
〈達成欲〉の感情的な特徴
〈達成欲〉さんは、その名のとおり “達成感を欲する” 才能です。「2、3人分の体力を持っている」と言われるくらい行動力があり、たびたび休憩を忘れることも。その人並み外れた体力が続く限り仕事に没頭するので、大きなプロジェクトが終わると寝込むことが少なくないほど、無理をしている事に気づかないくらい熱中します。
「終わらせること」で得られる喜びや充実感がエネルギー源となる反面、タスクを完了できなかった時のフラストレーションは他の人よりも深く、長く感じることが多いです。
1日以内(場合によっては1時間未満)に終わるタスクをモリモリこなしていきたいため、「今日のTODOリストを作成するタスク」「大きなタスクを小さくするタスク」が必ず発生するのですが、これらを怠ってしまうと明日に持ち越してしまいかねません。これが1週間も続くと焦燥感が募り、非常にやっかいです。「スタミナの資質」とはいえ、〈達成欲〉さんも生身の人間です。特に年齢を重ねるたびに、身体は正直に休息を求めます。
疲れてくるとパフォーマンスが上がらないのは、すべての資質に通じます。
とはいっても、〈達成欲〉さんに「たまにはゆっくり休んで」と伝えるのは、毎日5食でモリモリ活動している人に「たまには食べるのをやめたほうが良い」と伝えるようなもの。気持ちはありがたくても、素直に喜べません。それなら、終わらない課題のチャンクダウンにつきあったり、睡眠効率を上げて疲労回復に役立つちょっとしたものを差し入れたりするほうが喜ばれます。
〈達成欲〉さんは、名実ともに「身体が資本」ですから、ご自身の生産性を「下げない」ためのメンテナンスをしておきましょう。〈内省〉を上位に併せ持っている方ならランニングや散歩で思考の生産性を上げられますが、そうでなければ、筋トレやヨガなど、短時間で効果のあるものを選ぶ〈達成欲〉さんが多いようです。
〈達成欲〉さんは、仕事中毒(ワーカホリック)?
〈達成欲〉さんは、日常のタスクや目標達成に情熱を持って取り組んでいます。この姿勢が絶えず仕事をしているように見えるため、「仕事中毒」と誤解されることがよくあります。〈達成欲〉さん自身が「私、ワーカホリックなんですよね」と揶揄することがあるほどです。
実際には、〈達成欲〉さんは日々のタスクを終わらせることによる達成感や自己効力感を得ることに大きな喜びを得ているのであって、仕事が好きとは限りません。自分の時間や家族との時間を大切にする〈達成欲〉さんもいます。
このような熱心さが、「休むことを知らない仕事中毒者」と受け取られてしまう背景には、〈達成欲〉さん自身のペースで進めたい欲求や、独特のタスク処理の方法があるといえます。一つひとつのタスクを迅速に処理する〈達成欲〉さんは、短時間で多くの作業を終えてしまいます。このような姿が、周囲からは絶えず働いているように見える要因と考えられます。
それでも、〈達成欲〉さんにとっても休息やリフレッシュは必要不可欠。仕事の達成感を追求するあまり、自分の体調やメンタルの健康を犠牲にするのは本末転倒ですからね。長期的な生産性や達成感を維持するためにも、適度な休息を(タスクとして)取り入れながら、目標達成を追い求めていくことを心がけましょう。
個人的には、ポモドーロテクニックがオススメです。5分間のリフレッシュにより、25分間の集中力を高めます。最初は合わないかもと思ったのですが、リフレッシュをキッチリ取り入れることで生産性がズンドコ上がりました。5分間はまったく別の「自分の気持ちがアガる好きなこと」をするのがコツ。
〈達成欲〉の才能を具体的に活かす
ストレングスファインダーを受けてわかるのは「(強みの種と言える)才能」です。〈達成欲〉は、情熱とスタミナをもってタスクを達成し続ける才能と言えます。「強み」とは “常に完璧に近い成果を出す能力” とGallupで定義されていますが……〈達成欲〉は、いつでも強みを出しているように思えませんか?
才能を強み使いした場合、つまり長所として発揮された場合の〈達成欲〉は、それはそれは目覚ましい生産性を上げます。しかし資質が暴走してしまう、つまり短所として発揮されてしまった場合、無理をしてでもタスクの達成に執着したり、休息を怖れて眠りが浅くなったりします。まさにこの「欲」をハンドリングするのがキモですね。
〈達成欲〉の長所を磨いて強みにする
〈達成欲〉さんの「日々のタスクや目標を粘り強く追求し続ける能力」が、長所として具体的に発揮された場合の一部をご紹介します。
- プロジェクトの期限がギリギリになっても、あきらめずに最後まで取り組む。
- 繁忙な日程でも、1日の終わりにはタスクをすべて消化している。
- チームのモチベーションが低下しても、自ら先頭を切って進む。
- 細かいタスクでも、その重要性を理解し、完璧に仕上げる。
- 連日の長時間労働でも、そのスタミナと集中力が衰えない。
- 難しい課題に直面しても、解決策を見つけ出すための努力を惜しまない。
- 新しい目標が与えられた時、迅速に行動計画を立てる。
- 他のメンバーが困っている時、相手のタスクをサポートする。
- 目標を達成した後も、次のステップをすぐに計画する。
- タスクの優先順位を明確にし、効率よく仕事を進める。
- チーム全体の生産性を上げ、エネルギッシュに目標を達成する。
- 計画や予定が変更されても迅速に対応し、タスクを作り直して対応する。
- ひとつのタスクが終了すると、次のタスクに直ぐに取り掛かる。
- 結果を出すための方法や手法を常に研究・更新している。
- 負荷の高い多忙な状況でも、冷静に優先タスクを判断し進める。
〈達成欲〉は単なる作業の追求だけではなく、結果を出すための情熱や熱意が絶えず、(時間内にたくさん終わらせるための)効率的な取り組みも研究しています。タスクを設定し達成し続けることで自らのモチベーションを維持しているため、その姿が周りを鼓舞することも。
しかし〈達成欲〉さんは、自分の(圧倒的な)ペースで仕事をしたいため、他者からアレコレ言われることを嫌いますし、他者の生産性がイマイチだと感じるとイライラして、容赦なく自分と同じペースを求めようとします。タスクに執着しすぎて、人の存在を忘れがちになっている証拠です。いわゆる「昭和のモーレツ社員」は、この傾向が強かったかもしれませんね。
そして、うまくいかない問題があると「頑張りが足りない!!」と力技でなんとかしようとします。達成のためにアレコレやっている〈達成欲〉さんですから、これでうまくいくことも少なくないかもしれませんが、「ただ頑張るだけ」では望ましい結果が得られない場合もありますし、何より、時間をかけた割には達成項目が少ないことに疲弊しやすいです。
本来、「こなせばこなすほど充実する」才能なので、焦りを感じているときこそ「取り組んでいる課題を分解するタスク」を設定して、TODOリストを消し込んでいきましょう。大きな仕事も小さくすれば、終わらせられますもんね。
〈達成欲〉さんの強みを引き出す声かけ
〈達成欲〉さんは、目標やタスクを効果的に達成するための持続力や熱意を持つ才能ですから、進行中の作業を中断させられる状況にストレスを禁じえません。そのため、明確な目標と進行状況が確認できる環境を好みます。声かけの際は〈達成欲〉さんの成果を評価したり、大きなタスクの塊を小さくできるよう支援したり、次の目標やタスクを言語化したりするのが効果的です。
- 「最近、どんなことに取り組んでいるんですか?」(達成項目の言語化)
- 「終わらないタスクがあったら、細かいリスト化を一緒に考えよう」(チャンクダウンの支援)
- 「◎◎さんのおかげで、プロジェクトが達成しました!」(達成感の言語化)
- 「次は何をしようと思っているんですか?」(次期目標の言語化)
- 「今日中にやってほしいことがあるんだけど、今のタスクの状況は?」(確認前提の依頼)
〈達成欲〉さんは目標の進行状況や成果に対する関心が高いため、その点を中心にコミュニケーションをとるとスムーズに関われます。基本的に前を向いていますから、たまに振り返って「これだけのことをやってきたんだなあ」と実感できる時間をつくりましょう。企業で取り入れられるようになった「1on1」のタイミングにやるのもオススメです。
〈達成欲〉と他の資質との組み合わせ
ストレングスファインダーは、全部で34の資質があります。その中でも、たとえば〈学習欲〉は、好奇心の赴くままに学びのプロセスを楽しむ才能です。〈指令性〉は、主導権を持って統制し場を動かす才能です。このような資質が〈達成欲〉と組み合わさると、シンプルに行動量が倍増します。以下に挙げたものはあくまで一例ですが、これだけ見てもパワフルさがわかります。
- 達成欲 × 活発性:次々とタスクに取り掛かり、終わらせ、高い生産性を誇る。
- 達成欲 × 適応性:変化する環境の中でも目の前のタスクに集中し、臨機応変に対処する。
- 達成欲 × 分析思考:論理的根拠を追求し、明確になったタスクに没頭する。
- 達成欲 × アレンジ:多くのタスクを組み替えて自分と他者に振り分けながら、効率的に完遂する。
- 達成欲 × 信念:自らの価値観に則り、精力的な行動力を発揮する。
- 達成欲 × 指令性:明確な指示を次々と出しながら、チーム全体を目標達成へと導く。
- 達成欲 × コミュニケーション:精力的にメッセージを発信し続け、聴衆を魅了する。
- 達成欲 × 競争性:常に他者と比較しながら、より多くのゴールを通じて勝利する。
- 達成欲 × 運命思考:あらゆる目標に意義深さを感じ、その達成に情熱を傾ける。
- 達成欲 × 公平性:誰でも生産性を上げられるように、手順を一般化し全員で取り組む。
- 達成欲 × 原点思考:物事の根本的な事象から把握するため、精力的に行動する。
- 達成欲 × 慎重さ:準備のために多くのタスクをこなし、本番も効率よく進める。
- 達成欲 × 成長促進:自らの仕事にも取り組みながら、親身に相手にも寄り添う。
- 達成欲 × 規律性:多くのタスクをルーティーン化し、毎日すべてを達成し続ける。
- 達成欲 × 共感性:自らの手を動かし続けながらも、他者の感情を理解してサポートする
- 達成欲 × 目標志向:設定された目標のスケジュールを引き、タスク化して精力的に取り組む。
- 達成欲 × 未来志向:将来のビジョンに向け、現在やるべきことを大量にこなしていく。
- 達成欲 × 調和性:合意した仕事に情熱を燃やし、圧倒的な仕事量で前進を後押しする。
- 達成欲 × 着想:次々と新しいタスクを見つけて取り組み、一日のスキマ時間も充実させる。
- 達成欲 × 包含 :多様な人々を巻き込みながら、あふれたタスクをこなしつつ、全員で達成する。
- 達成欲 × 個別化:対象者が多くても一人ひとりのニーズに合わせ、すべての相手に対応する。
- 達成欲 × 収集心:調べながら手を動かし、手を動かしながら調べ、効率性を高める。
- 達成欲 × 内省:大量のタスクを黙々とこなし、一日の終わりに自己反省して明日に向かう。
- 達成欲 × 学習欲:新しい知識やスキルを求めて精力的に学び、そのプロセスに没頭する。
- 達成欲 × 最上志向:最高の結果にこだわり、時間の限り最後の最後まで最善を尽くす。
- 達成欲 × ポジティブ:精力的かつ情熱的にゴールを達成する姿が周囲を鼓舞する。
- 達成欲 × 親密性:深い信頼関係の中で、一緒に努力して困難を乗り越えゴールを目指す。
- 達成欲 × 責任感:期待に応え約束を果たすため、多くのタスクを通じて確実に目標を達成する。
- 達成欲 × 回復志向:問題解決のため、次々とタスクに取り組みクリアしていく。
- 達成欲 × 自己確信:自らの指針と決断に則り、精力的な行動力を発揮する。
- 達成欲 × 自我:高い目標を達成することで最高の評価を得るため、精力的に取り組む。
- 達成欲 × 戦略性:大きなタスクも小さく分解し、優先順位をつけて最適な方法で取り組む。
- 達成欲 × 社交性:より多くの人々との出会いを求め、精力的に活動する。
こうして見ると、〈達成欲〉さんが「忙しい」と口にするのは「今すごく充実している」という意味だということもわかりますね。本当にキャパオーバーしている〈達成欲〉さんは「動けなくなってきた」と口にします。
〈達成欲〉をTOP5に持っている方は、そうでない方よりも2〜3倍のスタミナを発揮します。まさに一人三役できる才能ですが、その具体的な説明はストレングスファインダーの結果にある「インサイトガイド(強みの洞察ガイド)」をご覧ください。活用方法の手順は以下のページにまとめてありますので、参考にしてください。
まとめ
立ち止まっていられない〈達成欲〉さんは、とにかく動いています。仕事熱心ではありますが、プライベートを大切にする〈達成欲〉さんは大量の家事をこなしたり、子どもがいなければ頻繁に旅行しているなど、趣味に没頭していることが多いようです。
旅をするなら、その地域でたくさんの名所を回ったり、人に会いに行ったりと、ミッチミチのスケジュール。移動時間にはメールを返したり、本を読んだりと、スキマ時間でもボーッとしていることがありません。必ずと言っていいほど、手か足か頭が動いています。
このような〈達成欲〉が中位〜下位にあると、「じゃあ自分は物事を達成したいわけではないんだ」と軽率に判断しやすいのですが、そんなことはありません。上位資質にはそれぞれの欲求があり、優先順位が異なるだけです。ただ、〈達成欲〉が高いメンバーの多いチームだと、仕事のペースに差が生まれやすいです。「なんだあいつら、怠けやがって」「残業してまで仕事するなんてナンセンス」と、お互いの価値観がぶつかり合います。
ストレングスファインダーを導入していれば、「資質に優劣はない」ことが共有できるので、それぞれの方法で目標を達成しやすくなるなります。もちろん相互理解が大切ですし、資質の偏りによって生まれた文化を変えていくのは困難が伴うこともありますが、まずは全員が自分自身のニーズを自覚するところからですね。
\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /
はい、余談です。
私(コスギ)はTOP10に実行力系の資質がなく、13位にやっとこの〈達成欲〉があります。人によって差異はありますが、実行力や影響力などのエネルギーの高い資質は、15位くらいまで発揮されることがあります(たいていの場合、資質単体ではなく、上位資質の組み合わせによって発揮されていることが多いです)。
この13位という微妙な位置にある〈達成欲〉は、「これは終わらせたほうが良いだろうな」と3位〈最上志向〉の判断がトリガーとなって、2位〈戦略性〉でゴールを見据え、1位〈着想〉×5位〈活発性〉によって〈達成欲〉が刺激され、目の前の画面に没頭します。音楽や通知が気にならなくなるほど集中し、フロー状態になります。
中途半端が嫌いなのは〈最上志向〉も同様なのですが、「終わらせたほうが “良い”」と意識的に判断しないと「終わらせたい」気持ちは出てきません(そのため、私の行動力は〈活発性〉由来のものです)。TOP5は日常的にスイッチが入っていますが、11位以降は刺激されて発揮されることが多いです。
似たような特徴を持つ上位資質が中位資質のトリガーになりやすいので、11〜15位くらいにある資質を「ないわけではないなあ……」と感じることがあれば、紐解いてみるのもオススメですよ。