はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチの小杉です。
自分の勝ちパターンを見える化して生産性を高められるツール「クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)」の34資質について解説しているシリーズ。今回は〈学習欲〉(がくしゅうよく/Learner®)です。
- (好奇心が旺盛のため)気になったセミナーに飛び込んでいく
- (未知の体験にワクワクして)プロセスそのものを楽しむ
- (学びの納得感を得たいため)学んだことを実際にやってみる
こんな態度を取ることが多いです。
資質名だけを見れば勉強好きなイメージがあるかもしれませんが、「学校の勉強は好きじゃなかった」と振り返る〈学習欲〉さんは少なくありません。自分が興味を持ったことを探求するのは好きでも、覚えさせられることは別なんですよね。
ストレングスファインダーの〈学習欲〉とは?
〈学習欲〉さんは、学ぶことが大好きで、結果よりも学習のプロセスそのものを目的に自ら学びを深めます。常に新しい変化への好奇心によって、ただ調べるだけでなく講座に参加したり体験したりと、学ぶための行動力を発揮します。学んだことを伝え教えたい欲求もあり、他者にも還元することが多いです。
好奇心の赴くまま常に学び続ける〈学習欲〉さんは、未知の領域にも果敢に挑戦し、自身の能力や知識の限界を広げていきます。時代の変化を歓迎する、頼もしい才能ですね。今はAI革命が始まったばかりの時代なので、生成AIをアレコレ探求している〈学習欲〉さんも多いのでは。
そんな〈学習欲〉さんは「物事を知って考えたい!」という欲求の強い戦略的思考力の資質の中でも、ただ情報収集するだけでなく、自ら学びの場に飛び込んでいく特徴があります。オンラインセミナーだけでは物足りず、可能な限り会場に足を運んで没頭したい欲求が強いです。そこで出会った受講者との学び合いを楽しんだり、登壇者に質問するなどして、まさに「学びの欲求」を発揮します。行動力があると言われる〈学習欲〉さんは、こういった背景があるかもしれません。
また〈学習欲〉さんは資格を持っていることも多いですが、それは資格を取得する際のプロセスで効率的に学べるからであって、資格そのものに興味があるとは限りません。ですから、(〈最上志向〉などの突き詰める資質を併せ持っているのでなければ)学びを極めたいわけではないのですよね。
純粋に、知的好奇心が服を着て歩いているような才能です。
〈学習欲〉さんの口癖「それってどういうことですか?」
〈学習欲〉は “欲” のつく才能ですから、興味のある分野における新しい知識や経験は「ごちそう」です。「わからないことは、オイシイこと」なんです。わからないことは「わからない」と言いますし、知ったかぶりは嫌いですから、貪欲に学ぼうとします。ちなみに、ストレングスファインダーの講座などワークありの講座は、〈学習欲〉さんがとても多いですし、研修の多い会社の経営者は〈学習欲〉さんだったりします。
- 「これ、中身はどうなってるんですか?」(構造に興味を持つ)
- 「これについての本や記事、何かおすすめありますか?」(周辺情報に興味を持つ)
- 「ちょっとわからないので、詳しく教えてほしいです」(教えを請う)
- 「これを学べる資格ってあります?」(学習機会を求める)
- 「◎◎さんの考えを聞かせてください」(相手の視点に興味を持つ)
戦略的思考力の資質ですが、他者からも学ぶ姿勢によって人間関係の構築にも使われることがあります。“ナチュラルコーチの才能” と呼ばれるくらい相手の話に関心を持って質問するため、〈学習欲〉さんと話をするだけでも何かしらの気づきを得ている方が少なくないかもしれません。
また、〈学習欲〉さんは率直に「なぜ?」と尋ねることがありますが、これは「なぜ空は青いの?」と同じくらい、謎に気づいたときの感動からくるものです。同じように「なぜ?」と口にする〈分析思考〉さんは納得できる理由を欲しますが、〈学習欲〉さんは「じゃあ実験してみよう!」となります。理由という結果よりも、その結果に行き着くまでのプロセスを欲します。
他にも、似たような資質の〈収集心〉は「知識を集めたい(知りたい)」という傾向が強いですが、〈学習欲〉は「知恵を求めたい(学びたい)」という傾向が強いため、新しい知識に対して踏み込んでいくことが多いです。
プロセスを楽しみたいという欲求そのものが、〈学習欲〉さんの行動力の源泉かもしれませんね。
〈学習欲〉の感情的な特徴
未知がごちそうの〈学習欲〉さんですが、探求の対象は、自分の興味があるものに限られます。植物に興味を持つ人がAIに興味を持つとは限らないですし、歴史に興味を持つ人が数学に興味を持つとも限りません。〈着想〉を上位に併せ持っていると、一見つながりのないところにつながりを見出して、学ぶことはあるのですが。私(コスギ)はこのタイプです。
また、興味があった学びを突き詰めて専門家になるとも限りません。〈最上志向〉を上位に併せ持っていれば、取得した資格の最上位くらいは持っておこうかという気持ちになるかもしれませんが、基本的には学びに納得感を得られれば満足します。「ラーメン最高!ラーメンは奥深い!ラーメンは沼!」と、様々な種類のラーメンを食べていた人が「沼といえば、今はコーヒーにハマりましてね」といった具合に、興味関心は比較的変わりやすいです。
このように知的好奇心で未知を求めて行動する〈学習欲〉さんは、いわゆる「アハ体験」を起こしやすい才能とも言えます。「なるほど!!!!!」と唐突に深い学びを得るとカタルシスを得やすく、ドーパミンが放出されるようなので、「ランナーズ・ハイ」ならぬ「ラーナーズ・ハイ」になっているかもしれませんね(ラーナーズ・ハイはβエンドルフィンやエンドカンナビノイドなどと言われていますが、高揚感のある神経伝達物質が出てるのは同じような状況と言えそうです)。
学ぶことで本能的な快感を得ていることもあり、学びをどのように活かすのか、学びの先に何を達成するのかまでは考えが至っていないこともしばしば。ストレングスファインダーの上位資質は、資質の特徴そのものが目的化してしまうことがよくあるため、〈学習欲〉さんの場合は「学ぶ」という手段が目的になってしまいかねません。
〈学習欲〉さんが興奮気味に話す「たくさんの気づきを得られました!」「学びになりました!」は偽りのない喜びの言葉ですが、そのままでは栄養になりません。気づきや学びから、何を続けて、何をやめて、何を始めるのかを具体的に考えて、アウトプットを意識したいですね。
もちろん「趣味です!」と言い切ってしまうのも、人生の充実を考えるうえで最高にアリ。ただ、ストレングスファインダーはビジネスにおける生産性を追求している立場のツールなので、そのあたりは意識しておくと良いのではないでしょうか。
〈学習欲〉さんは、飽きっぽい?
〈学習欲〉さんは「飽きっぽい」と言われています。常に新しい学びを求め、多くのことに興味を持ち、さまざまな分野に手を出すことがあるためです。このような特性が「ひとつのことに集中できない」と見られることがありますし、〈学習欲〉さん自身も感じているかもしれません。
これはシンプルに、スペシャリストではなく、ジェネラリストです。
そもそも〈学習欲〉さんは、一度興味を持ったことから数年以上離れたとしても、なんらかのきっかけで再燃することが少なくありません。数年経って状況が変わっていたら、また興味を持つこともあるかもしれませんし。「リスキリング」という言葉が出る以前から、〈学習欲〉さんにとって学び直しは当たり前の概念ですから、飽きたからといって学びが無駄になるとは限らないのです。
特に〈学習欲〉さんは体験学習を重視する(ワークショップに参加したり、工場見学に行ったりするのが大好き)ため、知識を体験として覚えていることが多いのではないでしょうか。オンライン学習に物足りなさを感じているとしたら、この「体験」が薄いのかもしれません。
もし、この飽きっぽさが仕事に支障をきたすほど集中できないのなら、刺激がなく代わり映えのない環境だったり、まわりに成長志向の人がいなくて息苦しかったり、趣味の時間も持てないほど忙しかったりする可能性があります。とはいえ原因は人それぞれなので、どんなワクワクに身を置きたいのかを考えてみると、自ずと道が見えてきます。
学ぶことで進んでいく〈学習欲〉さんですから、飽きて停滞感のあるときこそ、学びのチャンスと思うくらいがちょうど良いですね。
〈学習欲〉の才能を具体的に活かす
ストレングスファインダーの結果で言語化されるのは才能、つまり「強みの種」であって「強み」ではありません。しかし〈学習欲〉の「知的好奇心を持って貪欲に学ぶ才能」は、強みとして磨きやすい才能ではないかと思います。
「学ぶ」ことは「真似ぶ」ことといわれますが、〈学習欲〉は他の資質が発揮されているプロセスを学ぶことで「真似る」ことができます。もちろん本家の上位資質には敵いませんし、得手不得手は残るものの、〈学習欲〉ひとつで他の資質と同様に振る舞える万能才能なのです。ファイナルファンタジーシリーズの技に「ラーニング」がありますが、アレです。ラーニングした技でも使いやすさは人それぞれ。
学ぶプロセスを大切にする〈学習欲〉さんの長所は、「自分ゴトとして考えられる」こと。江戸時代を知りたければ、言葉を予習してからタイムスリップして、服装を整えて少しずつ生活に馴染んで、くらいはやりたいくらいに、自分の認識との違いを発見することが喜びです。同じ立場、同じ目線、同じ空気から見えてくる生々しい学びを味わったことのある〈学習欲〉さんの行動力は、半端ないですよ。
すでに何でもできそうなくらいスゴイのですが、具体的な長所を見ていきましょう。
〈学習欲〉の長所を磨いて強みにする
〈学習欲〉さんの長所は、常に新しい知識やスキルを身につけ、そのプロセスで得た学びを自分や他者の成長のために活用できること。職場でもプライベートでもいつでもどこでも発揮されるため、以下は具体的な事例の一部です。
- 新しいプロジェクトに関わると、関連する知識や技術をすばやく習得し、すぐにチームの貢献者となる。
- 職場で新しいツールが導入された際、自主的に学習し、他のメンバーにも教える。
- 異業種のクライアントとの打ち合わせの前に、その業界のことを学び、適切な提案ができるようにする。
- 業務効率化のため、新しい方法やツールを学び、チームに導入する。
- 自分の専門分野以外の知識も積極的に学び、他の部署との連携をスムーズに行う。
- カンファレンスやセミナーに参加し、最新の業界知識を学び、職場で共有する。
- チーム内の問題を解決するための知識や情報を学び、自ら行動する。
- キャリアアップのため、自ら必要な資格を取りに行く。
- 新しい製品やサービスの開発にあたり、市場調査や技術調査を行い、関連する知識を学ぶ。
- 顧客のニーズを理解するために、顧客の提供しているサービスや商品から学びを深める。
- 自己のスキルアップのため、積極的に講座やセミナーに参加する。
- 新しい市場動向や技術の進化を学び、先見の明を持ったビジネス戦略を立てる。
- 組織の変革や改善のために、新しい管理手法やリーダーシップの知識を学び、挑戦する。
- 新しい業務に挑戦する際、先輩や同僚からのフィードバックを素直に求めて活用する。
- キャリアチェンジのため、新しい分野や業界の知識を学んで進路を判断する。
積極的に学びに行くため、土日はセミナーに参加してイキイキしている〈学習欲〉さん。取り組んでいることに関する新しい情報をキャッチすると、ふむふむアンテナが立って飛び込みます。
得た情報をチームに還元することも大好きですが、これは「一緒に学びたい」という欲求以上に「教えることで学びが深まり、そのプロセスで更に楽しめる」ことに起因しているのではないでしょうか。
〈学習欲〉さんの強みを引き出す声かけ
〈学習欲〉さんは、自ら新しい知識やスキルを習得することで喜びを感じ、自己成長を目指す才能ですから、学びの機会が豊富な環境を好みます。コーチング的なアプローチによって学びのベクトルを強化させ、その吸収力を高めることで、才能を磨きやすくなります。
- 新しいスキルを学ぼうとしたきっかけは何ですか?(きっかけを深める)
- このトピックについて感じる、素朴な疑問を教えてください(基本的な盲点を探る)
- この問題から、どんなことを学べそうですか?(学びの欲求につなげる)
- 学ぶ方法はたくさんありますが、どの方法が一番効果的だと思いますか?(適切な学び方の言語化)
- この学びの先に、どんなことを期待していますか?(学びの目的を深める)
食欲がそそられるように、学びたい欲求が刺激される環境をつくることで、貪欲に学んでいきます。とはいえ1人では限界があることも知っているため、研修や相互学習などの場を自分でもつくりたいと思っています。
〈学習欲〉さんにチームの講師役になってもらうことで、チーム全体を成長させていく立役者にもなります。すでに、自分で資格を取得して社内に展開している〈学習欲〉さんは、結構いらっしゃいます。
〈学習欲〉と他の資質との組み合わせ
ストレングスファインダーの他の資質、例えば〈達成欲〉は、大量のタスクを一つ残らず達成していく才能です。〈指令性〉は、主導権を握って全体を同じ方向に統制する才能です。このような他の上位資質と〈学習欲〉が組み合わさって発揮される際には、もう一方の資質の欲求の生産性を高めるプロセスを重視する傾向が強まります。
どういうことかというと、上記の〈達成欲〉は「もっとたくさんの仕事をこなしたい!」という欲求があるため、〈学習欲〉によって「生産性を10倍アップさせるためのキータスクを極める」などの本に吸い寄せられ、実践します。また、〈指令性〉は「主導権を持って全体を前進させたい!」という欲求があるため、「主導権−令和のトップダウンリーダーのあり方」などと題したセミナーに飛び込んで、講師や受講生と意見交換します。
つまり〈学習欲〉さんの興味関心は、他の上位資質の影響を受けやすいと言えます。とはいえ経験やスキルが大きく影響しますので、以下はあくまで一部でしかないことをご承知おきください。
- 学習欲 × 達成欲:タスクを効率的に終わらせるためのツールや方法を探して学ぶ
- 学習欲 × 活発性:新しい分野に学習の機会を増やし、活動の幅を広げていく
- 学習欲 × 適応性:他者からの働きかけをきっかけに興味を持って学んでいく
- 学習欲 × 分析思考:複雑な情報や問題に対する深い考察を通じ、自ら学びながら納得感を得る
- 学習欲 × アレンジ:関係する事柄について並行して学び、効率よく学習をすすめる
- 学習欲 × 信念:自らの強固な信念を持ちながらも、時代の変化に合わせた柔軟性を持つ
- 学習欲 × 指令性:研修など大人数で学べる機会を積極的に設け、チーム全体のスキルアップを図る
- 学習欲 × コミュニケーション:学んだことを自らの言葉で語りながら、共有を通じて自らの学びも深める
- 学習欲 × 競争性:新しい知識やスキルをいち早く体験し、先行者利益によって競合他社との差別化を図る
- 学習欲 × 運命思考:あらゆる経験を意味のある学びとし、自らの成長の糧にする
- 学習欲 × 公平性:すべての人が学びの機会を得られる環境をつくり、不公平感をなくす
- 学習欲 × 原点思考:根本的な原理や理念を学び、今に活かせるアイディアを生み出す
- 学習欲 × 慎重さ:関心の高い分野にどのようなリスクがあるのかを学び、より安全な意思決定を行う
- 学習欲 × 成長促進:他者の成長を支援する過程で、自分自身も新しい知識やスキルを身につける
- 学習欲 × 規律性:構造化された環境で継続的かつ効率的に学ぶことを習慣化する
- 学習欲 × 共感性:安心できる相手から直接学ぶことで、より効果的な学習成果を上げる
- 学習欲 × 目標志向:学習目標を立てて計画的に効率よく学ぶ
- 学習欲 × 未来志向:未来のトレンドや変化に興味を持ちながら、自らのビジョンに向かって行動する
- 学習欲 × 調和性:他者と一緒に学びを深めながら、具体的な行動に落とし込む
- 学習欲 × 着想:学びの中で新しいアイディアを閃き、想像力と創造力が培われる
- 学習欲 × 包含 :学びのコミュニティをつくり、誰でも質問しやすい環境で取り残さない
- 学習欲 × 個別化:個々のニーズに応じて学び、その知恵によってパーソナライズしたサポートを行う
- 学習欲 × 収集心:興味関心のある分野の書籍や情報を、いくつもの情報源から得て積極的に学ぶ
- 学習欲 × 内省:学んだ事柄をその後も反芻しながら、多面的な観点からの理解をじっくり深める
- 学習欲 × 最上志向:第一人者から質の高い学びを得て、自らも実践していく
- 学習欲 × ポジティブ:同じ受講生と交流しながら楽しく学び、学んだ知恵を他者に伝えて勇気づける
- 学習欲 × 親密性:信頼関係のある中で成長し、学びを共有できる仲間との活動を長く続ける
- 学習欲 × 責任感:相手の期待にしっかりと応えられるよう、自ら学んで成長していく
- 学習欲 × 回復志向:問題や課題解決のため、新しい知識やスキルを常に学び続ける
- 学習欲 × 自己確信:直感的に必要だと判断した機会を逃さず、積極的に学んで自らの糧にする
- 学習欲 × 自我:師と仰ぐ人のもとでフィードバックをもらいながら、貪欲に学ぶ
- 学習欲 × 戦略性:自らの思考をより効果的に成長させ、得た知識やスキルを戦略に活かす
- 学習欲 × 社交性:さまざまな他者から学び、その経験を活かしてより豊かな人間関係を築く
もうひとつの資質を高めるために学んだり、その資質の欲求に沿った行動の過程で学んだり、学びの中で資質が活かされたりと、もう本当に楽しそうですね。〈学習欲〉が下位にある人にしてみれば「そんなに勉強が楽しいの……?」と思うかもしれませんが、〈学習欲〉さんにとっての学びの機会は「勉強」ではなく「ゲーム」に近いです。人生を楽しめる才能とも言えますね。
なお、〈学習欲〉さんならすでに目を通しているかもしれませんが、ストレングスファインダーの結果(PDF)にある「インサイト・ガイド(強みの洞察ガイド)」は、資質の詳細が説明されています。効果的な使い方は以下の記事も参考にしてみてください。
〈学習欲〉に関する記事
- クリフトンストレングスの資質「学習欲」 | JA – ギャラップ
日本語の Gallup 公式解説記事です。公式の説明には目を通しておきましょう。 - The Learner Theme: Productively Aim Your CliftonStrengths Talent
英語の Gallup 公式記事ですが、詳細に長所や短所も詳細に書かれています。 - 〖ストレングスファインダーでわかる〗私が真面目で一生懸命と言ってもらえる理由|ゆうらしく学び、生きる
サイトがもう〈学習欲〉1位なんですよ。〈収集心〉もセットで発揮されますよねー! - 学習欲 ✖️ 久しぶりの英検チャレンジ|Mocco-Shibata
やっぱりにじみ出てしまう〈学習欲〉1位!〈責任感〉が合わさるとこうなりますかー - 自己紹介的に20年間の学びを振り返る|あすのぱら
まさに〈学習欲〉2位な学びの過程!1位の〈個別化〉で客観的に自分を見てらっしゃるのもステキ。
まとめ
〈学習欲〉は勉強が好きな才能というよりも、体験学習が好きな才能といったほうがわかりやすいかもしれません。気になる → やってみる → なるほど!のサイクルが大好きなので、興味関心を原動力にした行動力がスゴイのです。
もしも、34資質の中で最強の資質を選ぶとしたら、「人生を遊ぶような感覚で過ごせる」という理由で〈学習欲〉が上位に来るんじゃないかと思うほど、万能才能だと思うほどです(もちろん、資質に優劣はないので理由が変われば他の資質が上位に来ます)。上位資質の得意な手段そのものが目的化しやすいため、「学ぶ」ことがエンタメになるんですよね。
もちろん精神的充足感だけでは生きていけないので、セミナージプシー(むしろセミナージャンキー?)になってモノにできないと感じていたら、今までの学びを総括するためにもコーチングを受けてみてください。さまざまなストレングスコーチを試してみて、ご自身に合うコーチを選ぶと良いと思いますよ。
\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /
はい、余談タイム。
私の〈学習欲〉は7位にあり、黙って聴いている一般的な講義はそれほど好きではありません。自分が興味ある分野ならギリギリ黙っていられますが、コミュニケーションが歓迎されているオンラインセミナーでは、チャットでメモ代わりに喋ります(これがスマホから閲覧している方には邪魔になっていたことを後で知り、しばらくションボリしていました)。喋ったり質問したりすることで反応を得て、それがまた刺激になってアレコレ気になるんですよね。これは1位に〈着想〉があるのも大きいです。セミナーを聴講するときは内容をメモしつつ質問しつつ調べたことをメモしつつ、実況するように学ぶスタイルが一番合っています。動画や書籍から学ぼうとすると、情報を調べている間に「あ、この資格面白そう」とか気が散ってしまいます。
子どもの頃から〈着想〉や〈学習欲〉が高かったかもしれない傾向としては、「下手したら死んでいた」が共通しているかもしれません。私(コスギ)の〈学習欲〉は今でこそ7位なので、TOP5の〈着想〉×〈活発性〉由来の行動かもしれませんが、コンセントに鉄線突っ込んだり、風の強い日に傘で飛んだり、秘密基地をつくって虫眼鏡で枯れ草に火をつけたりしていましたねえ……トンボやアリやカエルにもゴメンナサイ。それと、明らかな棘と大人が大切にしていそうなもの以外は何でも触っていました。うさぎのウンコは意外と柔らかかったような。
純粋な知的好奇心で行動することは発見の喜びがありますが、「好奇心は猫を殺す」ということわざもあるので、いい歳した大人としては分別を持って没頭したいものです。