はい、ごめんください。Gallup 認定ストレングスコーチの小杉です。
誰もが持っている “才能” が言語化され、わかりやすく活用できる育成ツール「クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)」について、ひとつずつ徹底的に解説していきます。今回は〈個別化〉(こべつか/Individualization®)です。「Individualization」という言葉そのものが「個別化」や「個性化」といった意味を持っています。
〈個別化〉さんは、その名のとおり一人ひとりの個性を認める才能……というより、個性が見えるからこそ、相手に興味を持ちます。ストレングスファインダーを使わなくても、だいたい相手のことを把握しているのではないでしょうか。
- (個人の特性を直感的に理解できるため)相手とのコミュニケーションをカスタマイズする
- (個々人に合わせたアプローチをするため)他者との信頼関係を築きやすい
- (個人のニーズに興味があるため)相手の話をじっくりと聴く
こんな様子を見せるのは〈個別化〉さんならでは。Gallup公式サイトはこちら(英語)👇
ストレングスファインダーの〈個別化〉とは?
〈個別化〉さんは、一人ひとりの個性に興味を持ち、非言語の態度も含めて直感的に理解します。公平に接することは相手を知り相手に合わせて自分のアプローチを変えることだと考えるため、人を軸にした最適化が得意です。このパートナー才能により相互の強みを発揮する協力関係をつくります。
「他者との関係を築いて一緒に取り組みたい」といった欲求を持つ人間関係構築力の資質の中でも、〈個別化〉さんは当たり前のように人間観察をして、相手がどんな人なのかを把握するほど充実します。相手の好きなこと・嫌いなこと・得意なこと・苦手なことなどがわかれば配慮しやすくなり、「こう動くとよさそう」と直感的に適応します。端的に言うと「相手をサポートして活かす天才」です。そのため自分が動けないときは「◎◎さんは、●●が得意なのになあ……」と、葛藤することもあるでしょう。
特徴的なのが、人が集団であっても「個人の集まり」と認識しやすいこと。つまり「誰か」や「みんな」ではなく「相手」もしくは「◎◎さん」と考えます。目の前の人が誰であっても、ひとりの人間として尊重するのが〈個別化〉さん。ここまで個性を尊重する特徴を持つ才能は、34資質の中でも〈個別化〉くらいです。
一人ひとりを見ているからこそ、集団を前にしたときなど「焦点を合わせる相手」がブレてしまうと、情報を処理しきれなくなって疲れやすい傾向があります。そのため〈個別化〉さんは顔と名前が明確にわかりやすい環境を好みますし、少人数のほうが才能をのびのび活かせます。当然、他の上位資質も関わってきますけども。
〈個別化〉さんの口癖「人による」
〈個別化〉さんは「みんな違ってみんないい」を当たり前の感覚として持っているので、大前提として「人それぞれの考え方があるから一律に決めつけられない」という価値観があります。また、相手のことをよく見ているので、信頼関係のある方なら個人名を挙げて話すことも多いです。
- 「人によるけど、こういうのはアリだと思う」
- 「これを成功と判断するかどうかは、人それぞれですよね」
- 「これは◎◎さんなら得意なんじゃないかな」
- 「◎◎さんはこれ好きそうですね」
- 「私はこれが好きだけど、人によると思う」
目の前の相手の話ではないとき、ぼやけた印象を持つかもしれません。
余談ですが、苗字よりも下の名前や愛称で呼んでもらいたい〈個別化〉さんは少なくない印象です。「佐藤」や「田中」などのよくある苗字だとなおさら。だからといって、人の顔と名前を覚えるのが得意とは限りません。これはスキルですしね。
とはいえ相手の情報を無意識に取り込んでいるので、「顔と名前は一致しないけど、“こういう話をした人” というのはだいたい覚えている」という〈個別化〉さんは多いです。「人を覚えるスキル」を意識してトレーニングするだけで発揮しやすいかもしれません。才能はスキルに昇華すると強みになりやすいですし。人を覚えることが仕事のFBI捜査官(スパイ)の(公開できる程度の)ハウツーは結構広まっているようです。私は立ち読みしてみたけどワクワクしませんでした……
〈個別化〉の感情的な特徴
上位資質に併せ持ちやすい〈親密性〉は「相手のことも知りたいし、自分のことも知ってほしい。そして一緒に活動したい」と双方向の関係性を望み、信頼できるかどうかを見極めながら関係性を育もうとしますが、〈個別化〉は比較的一方通行で「相手のことを知りたいし、(自分のことは知ってもらわなくてもいいから)助けになりたい」と、相手のニーズに合わせようとします。
このように〈個別化〉の才能は観察力に優れており、自分の感情よりも相手の考え方や気持ちを尊重しているため、怒りで相手をコントロールしようとすることもなく、本人は冷静であることが多いのではないでしょうか。相手の助けになれたときは心から喜びますが、それは興奮よりもじんわりとした安心感や充実感に近いかも。
ですから、相手の話をよーく聴いています。相手を知ることも〈個別化〉資質が喜ぶため、「この話に関わることは好きなんだろうな」「この話に関わることはしんどいんだろうな」「これが得意なんだな」「こんなところがユニークなんだな」と(無意識に思いながら)じっくり傾聴しています。
これだけ相手を見ているために、あまり知らない相手に接したときは、まず個性の情報収集から行います。相手のことをよく知らない状況は〈個別化〉資質の小指くらいしか才能を発揮できていませんが、それでもナチュラルに聴く姿勢によって相手との関係性を良いものにしていきます。
〈個別化〉さんは、受け身で主体性がない?
〈個別化〉さんは、相手のニーズや特性を見極め、それぞれに合わせてアプローチすることに長けています。チームやプロジェクトにおいて「人を活かして成功する」才能ですが、時に「受け身で主体性がない」と見られてしまうこともあります。これは、〈個別化〉さんが相手のニーズを尊重しすぎて依存するために起こります。
たとえば、デートのとき。〈個別化〉さんに「どこに行きたい?」「食べたいものは?」と尋ねても「あなたの行きたいところ・食べたいものでいいよ」といった反応を見せることが多いです。〈個別化〉さんにとっては「相手に合わせたほうがラクだから」という理由もあるため、気を許している相手には遠慮なく「あなたについて行くから大丈夫」という姿勢を見せることもあります。上位資質を素で発揮できることは、〈個別化〉に限らず “ラク” なものです。
ただ、尋ねている相手からは「それって、どうでもいいってこと?」と誤解されることもあるでしょう。もちろん〈個別化〉の才能によって、相手に甘えられるかどうかを見極めていることがほとんどですが、才能が未熟なままでは「受け身すぎて面倒くさい……」「頼りないなあ……」と感じさせてしまうことは少なくありません。
これがパートナー同士ならまだしも、同じ目的を共にするチームメンバーを相手にした際、一人ひとりのニーズに合わせるカスタマイズ才能が暴走してしまうと、チームとしての目的を見失いがちになってしまいかねません。〈社交性〉さんとは別の意味で「八方美人」と言われてしまうこともあるでしょう。
〈個別化〉単体のニーズは「相手を知って合わせたい」なので、このパートナー才能を活かすなら「相手の望みどおりに自分のニーズを伝える」こともできます。この「自分のニーズ」は、〈個別化〉にも、これ以外の上位資質にもあります。
ただし、〈個別化〉さんは相手のことばかり見ているぶん、自分の内面にあまり興味を向けないことが多いようで「相手のことはわかるけど、自分のことはよくわからない」「自分のニーズって言われても、イマイチ、ピンとこない」という方は少なくない印象です。少なからず「2〜3人で静かに話ができるといい」というニーズを持っているのですが、「そりゃあ、ね……?」とキョトンとすることも。
そんな〈個別化〉さんは、同じ〈個別化〉さんと語り合うことで自分を知ることができるようなので、Facebook を使っている方はコミュニティがあるので参加してみてはいかがでしょうか。〈個別化〉15位の私から見たら「濃ゆいな〜……」という印象しかないのですけども。
もちろん、ストレングスコーチと話をすることでご自身を振り返ることもできますので、「コミュニティは楽しそうだけど、いきなり入るのは気が引ける」と思ったら、コーチングを受けることもオススメです。他の上位資質の理解も深まりますしね。
\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /
〈個別化〉の才能を具体的に活かす
ストレングスファインダーの診断結果は、まだ開発の余地がある「才能」です。強みの種ですね。〈個別化〉は「他者のニーズを把握してカスタマイズしてアプローチする才能」です。なんといっても天才的なパートナー才能ですから、「強み」として磨いていくと相手の可能性を拓けます。
〈個別化〉の長所を磨いて強みにする
〈個別化〉さんは個々に合わせたカスタマイズを提供することに優れています。これだけでもすでにスゴイのですが、具体的には以下のような長所(一例)を発揮します。
- 上司としてチームメンバーに最適なタスクを割り当て、個人の強みを活かす。
- 個々の成長目標に合わせたメンタリングを行い、個人の成長をサポートする。
- チーム内の多様性を把握して相互理解を促し、チームの結束力を高める。
- 対立が起きても個別の感情やニーズを理解し、双方に受け入れられる解決策を提案する。
- 顧客の具体的な要望を把握し、カスタマイズされた提案を行う。
- ごく一部の聴衆の表情を見ながら、プレゼンテーションの内容を調整する。
- 異なる専門知識を持つチームメンバーを心から愛して協力体制をつくる。
- 相手の興味や専門分野についてよく聴き、信頼を得る。
- 相手の理解度や関心に合わせて教育内容を調整し、効果的な学習環境を提供する。
- 個々のメンバーの意見やアイデアを取り入れてプロジェクトの方向性を定めます。
- クライアントの異なる業界や文化を理解し、それに応じたビジネス戦略を提案する。
- 社内でのDE&Iの取り組みをリードし、多様な背景を持つ社員が共に働きやすい環境を作る。
- 個人のライフスタイルや価値観に合わせた福利厚生プログラムを開発する。
- 顧客一人ひとりの問題に対してパーソナライズされた解決策を提供する。
- 組織内のコミュニケーションを見直し、よりオープンで透明性のある相互理解を促進する。
個人を活かすことに長けている〈個別化〉才能ですが、1対1の状況に限りません。未熟な状態の〈個別化〉才能では「木を見て森を見ず」の状態になりかねませんが、強みを発揮できるほど成熟してくると「森を構成している木を見る」といった姿勢に変わります。
森の生態系ともいいますか、「個人をとりまく情報」を知ったうえで「どのような状態で個性が活きるのか」の方向性が見えていると、〈個別化〉の才能も活性化するってものです。本当に、人に興味津々なんですよね。
〈個別化〉さんの強みを引き出す声かけ
〈個別化〉さんの才能を生かすためには、「個人の得手不得手を把握できている」「自分がカスタマイズして動ける」の2つが必要です。個性を活かせない一律の対応はもちろん、相手が見えない状態にストレスを感じやすいため、チームで活動するならリアルで会って話すなどの非言語な情報もあると、才能がイキイキします。
- 「ミーティング、先に上司と私と3人でやりませんか?」(少人数の話し合いの場を設ける)
- 「このフィードバック、2人で話し合いたいんだけど、いつがいい?」(個別のフィードバック)
- 「このプロジェクトは◎◎さんが適任かと思うんだけど、どう思う?」(観察力を借りる)
- 「次のプロジェクト、小さなチームでやってみない?」(小規模チームでの協働)
- 「面白い人たちと一緒にやるプロジェクトがあるんだけど、興味ある?」(個性の集まりを示唆)
また、〈個別化〉さん自身は相手のことがよく見ているものの、自分についてはピンとこないことがあります。相互理解できる場を設けたり、自分のニーズを言語化できるメンター制度などがあっても良いかもしれません。なお、少人数の場を設けたとしても、そこで「みんなそうなんだから」と一律の対応を強要することは本末転倒なのでやめましょう。目的の認識共有が何よりも大切です。
〈個別化〉と他の資質との組み合わせ
ストレングスファインダーの結果には、〈個別化〉を含めて34の資質があります。たとえば〈親密性〉は、信頼関係の深い相手とならどんなことでも挑戦できる才能ですし、〈公平性〉は誰でも機会を得られるように一貫性をもたらす才能です。このような他の資質と〈個別化〉の特徴が組み合わさると、「個別最適化」ができるようになります。
「全体」を大切にする〈公平性〉と「個人」を大切にする〈個別化〉の基本姿勢は逆転していますが、同時に上位に併せ持って「それぞれの個性で機会を得られるように一貫した行動をする」という組み合わせを持っている方もいます。
このように〈個別化〉と他の上位資質が組み合わさったときの相乗効果の例を挙げてみました。状況に応じて資質の反応は変わるため、あくまで参考としてください。
- 個別化 × 達成欲:複数人それぞれに対して個別アプローチをとって、精力的に行動する
- 個別化 × 活発性:相手のニーズを捉えると、即座に応えて行動する
- 個別化 × 適応性:相手に急なアクシデントが起きても、冷静にニーズを捉えて対応する
- 個別化 × 分析思考:個人をさまざまな観点やツールによって分析し、表には出にくいニーズにも応えようとする
- 個別化 × アレンジ:人材の配置やタスク割り当てを最適化し、チームの効率を最大化できる(適材適所)
- 個別化 × 信念:個人の価値観や信念を深く理解して尊重することを、自らの信念として行動している
- 個別化 × 指令性:個々の能力とニーズに基づいた指示を出し、チームを効果的にリードできる
- 個別化 × コミュニケーション:相手に合わせた柔軟な説明や例示によって、効果的に伝える
- 個別化 × 競争性:ライバルの勝ちパターンを調査して対策し、勝利できる方法を見出す
- 個別化 × 運命思考:一人ひとりの個性に意義を見出し、今のチームメンバーになっていることを必然とみなす
- 個別化 × 公平性:一貫性をもってメンバー全員の個性を尊重し、活かせる仕組みを構築できる
- 個別化 × 原点思考:個人の生い立ちやこれまでの生き方を肯定し、モチベーションや価値観を深く理解できる
- 個別化 × 慎重さ:人に関わるリスク評価を行い、人間関係を良好にして目標を遂行できる
- 個別化 × 成長促進:個人の実現可能性を見極め、それに合わせた成長機会を提供できる
- 個別化 × 規律性:個人の習慣を理解し、自らの行動を相手に合わせて構造化できる
- 個別化 × 共感性:相手の思考や行動(外側)・感情や価値観など(内側)の両面から理解を深める
- 個別化 × 目標志向:相手の目標を把握し、達成するための具体的な行動計画を支援できる
- 個別化 × 未来志向:メンバーそれぞれの将来を共有し、それらを一緒に実現する未来を描く
- 個別化 × 調和性:個人間のやり方や価値観の違いを認識し、チーム内の調和を促進して前進させる
- 個別化 × 着想:ユニークな人に惹かれ、相手のニーズに創造的な方法でアプローチする
- 個別化 × 包含 :個性的なメンバーを集め、多様性を活かしたチームをつくる
- 個別化 × 収集心:個人の内面的・外面的な情報に強く惹かれて集め、人間関係のハブになる
- 個別化 × 内省:相手のニーズに対して自分のできることを熟考し、静かに力強くサポートし続ける
- 個別化 × 学習欲:少人数で学べる環境を好み、他者に対してわかりやすく伝えるためにも学ぶ
- 個別化 × 最上志向:個人の才能を見つけ、本人の望む成功を共にして切磋琢磨する
- 個別化 × ポジティブ:個人のニーズに合わせた励ましをおこない、相手の情熱に火を点ける
- 個別化 × 親密性:限られた個人と深くて強い信頼関係を築き、数十年単位で苦楽を共にする
- 個別化 × 責任感:一人ひとりと約束したことを誠実に守ってまっとうし、個人との信頼関係を強固にする
- 個別化 × 回復志向:個人が直面する問題や挑戦に対し、具体的な解決策を共に考える
- 個別化 × 自己確信:一人ひとりの価値観やスタンスに興味を持ちつつ、それらを尊重しあう
- 個別化 × 自我:相手がどんなニーズをもっていても、自らのスタンスを柔軟に変化させて貢献する
- 個別化 × 戦略性:相手のニーズや目的を把握し、さまざまな方法を講じながら柔軟に対応する
- 個別化 × 社交性:一人ひとりの個性に惹かれ、大好きな人を増やしていく
一人の時間や相手がよくわからないときは主に他の資質を使っているくらい、〈個別化〉さんは目の前に人がいる時にスイッチが入ります。仕事上、どうしても大勢を相手にする必要がある場合、たとえばセミナー講師の場合は会場にいる数名に語りかけたり、マーケターのように人を数字として見る場合はペルソナを立てて考えたり、規模の大きな部署の場合は数名の幹部をつくったりと、様々な方法で対応している方が多いようです。
ストレングスファインダーを診断するとダウンロードできるTOP5レポート(2024年1月20日に新しくなりました)にも詳しく書かれていますので、確認してみてください。特に、上位資質の組み合わせのコメントが参考になりますよ。
まとめ
〈個別化〉さんは、人一人ひとりのユニークな特性やニーズを深く理解し、それに応えるように自らを柔軟に変化させて対応することに長けています。そのため、少人数で構成された場やチームを好み、個々のメンバーが自分の強みを最大限に発揮できるように動き、全体の生産性を高めることができます。アメーバのように人を包み、つなげます。
何よりも〈個別化〉さんの最大の魅力は、どんな人に対しても「こういう人もいるよね」「そういう人なんだろうな」と、その存在を無条件に肯定し、高い洞察力と深い理解を傾けるところ。これにより、相手が自分自身では気づいていないような強みや可能性を引き出すことができます。
単純に「多様性」と考えているだけでは感情的に無理がありそうなことでも、〈個別化〉さんは「やり方も考え方も人それぞれ」という前提に立っているので、ひとつの目的に向けて個性をつぶしません。結果、多様性が成果になる。〈個別化〉のリーダーは「みんなオモシロイやつばかりだから、本人のやりたいようにやってもらうだけで、できちゃうんだけどね」と事も無げに話すことも。
一方で、〈個別化〉さんの弱点としては、他者のニーズに対して過度に気を配りすぎるあまり、自分自身のニーズや意見を後回しにしてしまうことが挙げられます。柔軟に変化させることが得意とはいえ、資質はひとつで発揮されるものではありませんから、他の上位資質が葛藤することもあるでしょう。ですが、それに本人が気づきにくいという特徴を持つのも、〈個別化〉ならでは。
相手に合わせすぎることなく、目的を見失わないように上位資質を活かしたバランスを取ることで、〈個別化〉さんはその天才的なパートナー才能を発揮します。チームや組織にとって不可欠なメンバーですから、「ちょっとよくわからない」と混乱することが増えたら、一度ご相談ください。一緒に才能を紐解いていきましょう。
\ 資質の特徴から紐解くのでわかりやすい /
ちょっと数記事ぶりの余談です。
自分でもびっくりするくらい、〈個別化〉さんの記事は難産でした。この資質が高いお友達は、総じて私が居心地が良いと感じる方ばかりで、まるっと〈個別化〉の恩恵を受けているのです。だからこそ、本質が見えにくい……
私は相手に何かを依頼したり、頼ったりすることがとても苦手(自分でやったほうが早いと思ってしまうし、実際にそのほうが効率が良い)なんですが、〈個別化〉さんにはお願いしていることが多いんですよね。こちらのニーズを汲み取ってくれるので、いつも頼ってばかりです。
そういう、ちょっとした引け目を実感しているので「人間関係構築力は相手からの感謝が喜び」「〈個別化〉は相手に合わせたほうがラク」と書いていても、「本当に……?」と思ってしまうくらい、居心地が良すぎてですね。天才的なパートナー才能であることは間違いありません。実家のような安心感。
とある〈個別化〉さん(〈内省〉は低め)に根掘り葉掘り「自分はどんな人間だと思うか」を聞いたことがあるのですが、どうにも自分のことになると歯切れが悪い。「言いたくない」というより、「本当にわからないから答えようがない」と困っていました。私の見えている姿が自分なんだと思う、そうです。マジカヨ/(^o^)\
私の〈個別化〉は15位なので、そこまで低いわけではないのですが、ストレングスコーチングを受けに来る〈個別化〉さんは「自分のことを知っておいたほうがいいとは思ってるんですが、なかなかピンとこなくて」をおっしゃる方が多いです。かなり。
大勢の人を相手にできるわけではないので、自分のことを「コミュ障」と思われる〈個別化〉さんは少なくないのですが、〈個別化〉がオモシロイ資質であることは間違いないことと、その恩恵を受けている人は間違いなく多いということをお伝えしておきます。自分の強みを開放できる相手なんて、なかなかいないですからね。